「頑張っているのに、結果がついてこない」「必死に仕事をしても締め切りに間に合わない」同僚は次々と仕事を片付け、成果を出し、上司にも信頼されているのに、「なんでこんなに差がつくんだ……」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか?
ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが20万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている仕事のコツ」を本記事で紹介します。(構成/ダイヤモンド社・林拓馬)

誰にも信用されなくなる「5つのNG」
まわりから信用されない人の特徴について解説します。
「何を言っても嘘っぽい」「あなたのことは信用できない」と言われてしまう人が、やはり一定数存在します。
今回は、そうした人たちの行動を分析した結果、5つの特徴を主観的に共有したいと思います。
まず1つ目は「お金にルーズであること」です。
これは絶対にNGです。
私たちは自分の命の時間を削って、お金を稼いでいるわけですよね。
それくらいお金というものは大切です。
にもかかわらず、なんとなく簡単にお金を借りたり、返済を怠ったり、期日を守らなかったりするような態度は、大きく信用を損ないます。
このようなお金に対するルーズさがある時点で、その人はもう信用されなくなってしまいます。
ですから、これは必ず改善しなければなりません。
2つ目は「第三者が常に主語になる人」です。
例えば、「私」や「あなた」ではなく、「佐藤部長がこう言っていた」「○○社長がこう言っていた」というように、まったく関係のない第三者を主語にするケースです。
「佐藤部長がこのプロジェクトはかなり危ないと言っていた」「○○社長が今の組織はこうあるべきだと言っていたらしい」など、権力のある人の発言を借りて、あたかも自分がそう言っているかのように話す人がいます。
こういった人は確実に陰口を叩くタイプであり、まず信用されません。
3つ目は「“みんな○○と言っている”と言う人」です。
これは私が個人的に一番苦手なタイプです。
「みんな給料に不満を持っています」と言うものの、実際に聞いてみると、そんなことを言っていたのはせいぜい1人か2人だけ、というケースがあります。
これは、自分のリスクを下げるために「みんなが言っている」と虚偽の主張をしてしまうパターンです。
まったく事実ではないことを、さも多数意見であるかのように言ってしまう人は、一発で信用を失います。
ですので、皆さんもぜひ注意してください。
4つ目は「NOと言わない人」です。
何でもかんでも“Yes”と言ってしまう人がいますが、これは非常に問題です。
“Yes”と言った以上は、相手はそのとおりの成果を期待します。
しかし、実際には自分にできないこともあるでしょう。
それにもかかわらず、「分かりました」「いいですね」と安易に応じてしまう人がいます。
例えば、飲み会に本当は行きたくないのに「行きます」と言って、当日キャンセルするような人もいます。
それならば、最初から「行きたくない」と言えばよいのです。
一方で、「この人は効率的に生きているな」と感じさせるような人たちは、意外としっかりとNOを言っています。
行きたくないときは「行きたくない」、行きたいときは「行きたい」と、自分の意思をはっきりと伝えているため、彼らの言葉には重みがあり、結果的に信用も高まっています。
ですから、「NOと言えない」というのは、意外にも信用を下げる要因になるのです。
気をつけましょう。
最後に、5つ目は「過度にへりくだる人」です。
謙遜することや、自分を一段下に見せる態度は、一見美徳のようにも思えますが、「いやいや、僕なんて…」という言葉を何度も繰り返すのは、あまり良い印象を与えません。
適切なコミュニケーションを取るためには、相手から褒められたときに「ありがとうございます」としっかりと返し、そのうえで謙遜するのが良い形です。
何に対しても過度にへりくだってしまうと、かえって相手を馬鹿にしているような印象を与えることもあり、信用されない要素になってしまいます。
これも十分に注意が必要です。
まとめると、信用されない人の特徴として、
①「お金にルーズ」
②「第三者を主語にする」
③「みんな○○と言っていると主張する」
④「NOと言わない」
⑤「過度にへりくだる」という5つが挙げられます。
これらに自分が当てはまっていないか、ぜひ振り返ってみてください。
(本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者、西原亮氏が特別に書き下ろしたものです)