
理屈を知れば知るほど
なぜか手が止まる「紙の整理」
新年度スタートに合わせて片づけたばかりなのに、もう書類が山積みになっている。去年の紙が片づいていないせいで、今年の書類の置き場に困っている。そんなふうに、気づけばまた紙で悩まされていませんか?
紙の整理が得意な人は、そう多くはないでしょう。判断するだけでかなりのエネルギーを使う上、労力の割に部屋の見た目はほとんど変わらないので、挫折しやすいのです。
そもそも、どうして紙はこんなにも溜まりやすいのでしょうか? それは「単純な情報」のはずの紙に「感情からくる判断の迷い」がまとわりついているから。理屈通りに片づけようとしても、「どう分ければいいのかわからない」「正しく分けられている自信がない」と気持ちが引っかかり、手が止まってしまうのです。
そこで今回は、紙を「感情」で分けて整理していく方法を解説します。紙にまとわりついている感情の正体と、その対処法がわかれば、今ある紙をスムーズに分けられるようになります。さらに、これから増える紙に対しても「後回し」を防げるようになります。
時間のあるGWに、溜まった紙と向き合ってみませんか?
「紙に対する感情」は次のような4つのグラデーションに分けられます。