大阪大トップはソニーグループ
神戸大と九州大は附属病院

 24年における大阪大学の就職先ランキングで、1位には前回圏外だったソニーグループが急浮上。2位がNTTデータグループ、3位がダイキン工業だった。前回1位だったアクセンチュアが4位に下がり、5位には日立製作所とみずほフィナンシャルグループが並んだ。

 関西発の企業や製造業の比率が高い一方で、最先端の情報・エンタメ産業など幅広い産業分野への関心と多様なキャリア志向がうかがえる。

 神戸大学は、1位が神戸大学医学部附属病院、2位がクボタ、3位がダイキン工業だった。4位は三井住友銀行とNTT西日本が並んだ。就職先には関西を本拠とする大手企業が多く、安定志向の企業が目立つ。神戸大学医学部附属病院など、地元志向の高さもうかがえる。

 九州大学は、1位が九州大学病院、2位が九州大学、3位が九州電力、4位が日産自動車、5位が福岡県だった。福岡県および九州圏の公的機関やインフラ企業が上位にランクインしており、地元志向の高さが顕著である。

*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。

【ランキング表の見方】
2024年春の大学別の主な就職先。上位5位以内の企業・団体を掲載。就職先名称は原則としてアンケート調査時点の各大学の回答による。大学により、一部の学部・研究科、大学院修了者を含まない場合がある(調査/大学通信)
【西日本】主要国立大「就職先企業・団体」ランキング2024最新版【全20位・完全版】を読む