社外取バブル2025最新版 「10850人」の全序列#9Photo:123RF

上場3900社で、まだ40代ながら人がうらやむ社外取締役のポジションを得ているのは「全1230人」。その首位は42歳の女性で、推計報酬額は3075万円だった。特集『社外取バブル2025最新版「10850人」の全序列』の#9では、有価証券報告書などを基に、報酬・兼務社数・企業業績など6項目で1000点満点の独自評価を実施。全員を完全序列化し、若き社外取の実像に迫る。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)

トップ5は全員女性!
40代社外取のリアルな年収は

 取締役会でまだまだ“若手”と位置付けられる40代。その年齢で社外取締役に選ばれた人物が、上場3900社に計1230人もいることをご存じだろうか。

 ダイヤモンド編集部が独自推計したところ、40代社外取の報酬は最高4410万円。総合スコアのトップ5を占めたのは、いずれも女性だった。東証プライム企業に課された「2030年までに女性役員比率30%以上」という目標が、彼女たちの抜てきを後押しした格好だ。

 今回は初めて、40代の社外取1230人を対象に独自ランキングを作成。推計報酬額、兼務社数、企業業績など6指標を点数化し、1000点満点で完全序列化した。

 次ページでは、この1230人を一挙公開する。若き社外取たちは、高額報酬に見合う価値を企業にもたらしているのか――その答えを確かめてほしい。