
デロイト トーマツ グループ傘下のデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(DTFA)の前田善宏代表執行役が解任されたことがダイヤモンド編集部の取材で分かった。解任理由は明らかになっていない。昨年6月にトップに就任した前田氏は、M&Aに精通する著名コンサルタント。業績好調でグループの稼ぎ頭でもあるDTFAを率いる前田氏の“謎”の解任に、グループ内でも動揺が広がりそうだ。長期連載『コンサル大解剖』の本稿では、電撃解任を受けた新体制を明らかにする。(ダイヤモンド編集部副編集長 名古屋和希)
DTFAトップが電撃解任
"謎"に包まれた解任理由
デロイト トーマツ グループ傘下のデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(DTFA)の前田善宏代表執行役が解任されたことがダイヤモンド編集部の取材で分かった。グループ内では25日までに、前田氏の解任を発表したもようだ。
デロイト トーマツ グループは昨年、コンサルティングとファイナンシャルアドバイザリーなどの事業を集約する大規模組織再編を実施(『【スクープ】デロイトがコンサルとFAを集約する大組織再編へ!新体制の各組織トップ候補の実名を公開』参照)。ファイナンシャルアドバイザリー事業の中核であるDTFAのトップに前田氏を起用していた。
デロイト関係者によると、社内発表では解任の理由は明らかにされていないもようだ。2010年にデロイト トーマツFAS(現DTFA)に入社し、昨年トップに就任したばかりの前田氏は、M&Aに精通する著名コンサルタントでもある。業績好調のDTFAを率いる前田氏は、グループCEOの次期候補にも名前が挙がっていた。それほどの重要人物が電撃解任された理由は“謎”に包まれている。
前田氏の電撃解任でグループの業績をけん引するDTFAの新体制はどうなるのか。新トップの実名を次ページで明らかにする。