米連邦準備制度理事会(FRB)元理事のケビン・ウォーシュ氏は、次期FRB議長はトランプ政権下でも政治的圧力に屈せず、中央銀行の独立性を維持するとの考えを明らかにした。ウォーシュ氏は17日のCNBCのインタビューで、ドナルド・トランプ大統領と意見が食い違った場合でも次期FRB議長が独立して行動するかとの質問に、「一言で言えばイエスだ。私は20年間、金融政策の独立運営が必要不可欠だと強く信じてきたし、歴史もそう証明している」と答えた。また、6兆7000億ドル(約1000兆円)規模のFRB資産の大幅縮小と組み合わせれば、利下げを実施できるとの見方を改めて示した。ウォーシュ氏は、2026年5月に任期満了を迎えるジェローム・パウエル現議長の後任としてトランプ氏が検討している候補の1人。
次期FRB議長、トランプ政権下でも独立性維持を=ウォーシュ元理事
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