会うための場づくりは
「三方よし」を意識する
ここまではご縁を紡ぐために大切なことをお伝えしてきましたが、もうひとつここでおすすめしたいのが、「会うための場づくり」の重要性です。
高いコミュニケーション力やプレゼンテーション能力を持っているわけではない僕が、毎月のように各界のトップランナーにお目にかかり続けられているのも、運営するインタビュー番組『LIFE UPDATE』という「定期的にどなたかにお目にかかってお話をうかがう」場があったからにほかなりません。
ここまで読まれた方は、会うための場=ポッドキャストやYouTubeなどのネットメディアをつくること?と感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
僕が定義する場とは、「三方よしの場」のことです。三方とは「お相手」「第三者(世間や社会と言い換えても構いません)」「あなた」のこと。その全員の人生に何らかのプラスをもたらす場を指しています。僕の番組『LIFE UPDATE』でいえば、次の3者がそれにあたります。
(1)ゲスト
インタビューが国内外で流れることで著書や活動、想いを伝えたい人にピンポイントで伝えることができる。ファンを増やすきっかけにもなる。
(2)リスナー
人生に役立つインスピレーションを得たり、モチベーションを得たりすることができるインタビューを聴き続けることができる。
(3)早川洋平(インタビュアー)
会いたい方にお目にかかりながら、番組を通じてゲスト(活動の紹介)とリスナー(人生や仕事に役立つ話を聴ける)の役に立つことができる。必然的に「会う力」を磨き続けることにもなる。
ある時対談させていただいた女性起業家から「このしくみ反則ですね(笑)。これなら、どんどん広がるに決まってますよ」と言っていただいたことがあります。最初は彼女が言わんとしていることが理解できませんでしたが、よくよくうかがってみると番組が「三方よしの場」になっているとのことでした。