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第13位 economy(10回)
共起語:american(9回)、history(8回)、greatest(5回)
ランキング順位が前後しますが、トランプ氏は演説開始15分ごろから「経済」「偉大」「米国民」「歴史」を結び付ける語りに突入しました。
“We built the greatest economy in the history of the world. American workers thrived like never before.”
(われわれは世界史上最も偉大な経済を築いた。アメリカの労働者はかつてないほど繁栄した。)
国連は世界的に中立な舞台であるにもかかわらず、主語のweは米国民を指し、「歴史的偉業」とまで言ってのけています。
第18位 great(8回)/第18位 time(8回)
頻出語ランキング同数18位のgreatとtimeは、「偉大さ」と「短期間の成果」を同時に強調し、自己ブランディングに利用していました。
第9位 administration(14回)
共起語:trump(11回)、biden(4回)、previous(4回)
第12位 trump(11回)/第15位 president(9回)
ランキングを前後してまとめてしまいますが、スピーチの流れとしては開始20分過ぎ、前バイデン政権との対比を始めます。例えば以下の一文。
“The Biden administration has failed, while the Trump administration delivered results.”
(バイデン政権は失敗し、トランプ政権は成果を出した。)
自国内政治の話を国連の舞台に持ち込み、「トランプとバイデン」という対立構造を強調しました。そして「President Trump」を繰り返すことで、成果と肩書を直結しています。