高3まで塾の授業をとらず、それまでは自分で『化学の新演習』と『化学の新研究』を解きました。『新演習』は高1の夏から始めて、定期テスト前に該当分野の苦手な問題を見つけては解く感じ。

 わからない問題を『新研究』で調べて、どうすれば順序だてて説明できるようになるかを調べているうちに、化学の実力が養成されました。

 社会は地理でした。学校の先生が高2までに全範囲を終わらせてくれる先生だったので、助かりました。

 データ集『新詳地理資料COMPLETE』を使って、面白いところを見たり、先生が授業中に触れたところを地図に転記したりして、テスト前にはそれらのメモを確認して復習するようにしました。

得意科目があれば
苦手科目まで伸びていく

 合格の秘訣は、ずばり英語にあると思います。

『東大理3 合格の秘訣 Vol.40 2025』『東大理3 合格の秘訣 Vol.40 2025』(東大カルペ・ディエム著編、西岡壱誠監修、じゅそうけん監修、笠間書院)

 私は英語がとても得意だったので、最初から最後まで、ほとんど英語の対策に時間や体力を割かれることがありませんでした。結果的に生まれた余裕で理科や数学を補強でき、これのおかげで、東大入試を勝ちぬくだけの実力をつけられた。

 英語や数学でアドバンテージがあると、それ以外の科目の勉強に余裕ができますから、何か得意な科目を作るといいかもしれません。