違法な「前哨地」に
国会議員が陣中見舞?
プレハブ小屋にいた妊娠4カ月のシャハル・バティヤ(21)は「ここはユダヤ人の土地。何もしなければ、どんどんアラブ人(パレスチナ人)に奪われてしまうんです」と前哨地建設の正当性を訴えた。
「青年(イェフダ・グエタ)が銃撃された晩に(イスラエル中部)ラマトガンから来ました。ワッツアップ(編集部注/Meta社が提供する音声メッセージアプリ)で友人から来るように誘いがあったんです。
クラウドファンディングで寄付が集まっているから、私たちは食費も含めてお金を支払っていません。共用キッチンがあってみんなでご飯をつくるんです。
家の建て方を知っている人もいるから、彼らが若い人たちに教える形で建設しています。ゴミは周辺の既存入植地が収集してくれるし、電気や水も整備してくれました。これから下水を整備しなければなりません。
今は約50家族が暮らし、だいたい200人です。週末には1000人ぐらいが建設を助けに来てくれます。ユダヤ人であれば誰でもいいから来てほしいと思っています」
ナハラによると、約2カ月間で200万シェケル(約8000万円)の寄付が欧米諸国の個人や団体から集まった。エビアタルを面積60万平方メートルほどの街にする意図があるという。
筆者が取材で訪れたこの日、現在ネタニヤフ政権の財務相で、極右政党「宗教シオニズム」党首のベツァレル・スモトリッチ(当時は野党議員)も入植者激励のため、エビアタルを訪問した。
「ここはユダヤ人の土地だ。敵に囲まれているが、守り続けなければならない」。そう訴えた。
第一次大戦後の国際会議では
日本もユダヤ人の入植を承認
「ユダヤ・サマリア(ヨルダン川西岸)はすべてユダヤ人の土地です。聖書を読めば、神がここをユダヤ人に与えた土地だと分かります。それに、国際社会も1920年のサンレモ会議でユダヤ人がパレスチナにナショナルホームを建設することを認めています」
入植推進団体「ナハラ」幹部ダニエラ・ヴァイスはこう強調した。







