自分でできるマンション高騰対策とは
「家を買いたいなら川を渡ろう」
ただ、住宅価格高騰対策が取られたとしても、23区のマンション価格が半値になるわけではない。近いうちにマイホームを購入したいなら、欲しい物件ではなく、自分の予算にあったものを買わざるを得ない。
最初に見せたグラフは「一都三県」の平均価格であったが、次のグラフは「東京23区」「都下(23区以外)」「神奈川県」「埼玉県」「千葉県」のそれぞれの平均価格だ。
「23区」だけが異常な高価格であることが一目瞭然だ。価格高騰が始まった頃から、住宅購入の相談者には「家を買いたいなら川を渡ろう」と言ってきた。
北なら荒川、東なら江戸川、西、南なら多摩川を越すと、住宅価格は数千万円も安くなることは多々ある。
「川を越えて物件価格の予算を下げる」というアドバイスは夢がないと思われるかもしれない。もちろん、23区は通勤時間などを考えても便利だが、身の丈にあったローンを組む方が大切なのだ。物件探しのエリアを拡大してみてはどうだろうか。








