頑張っていいクルマを造っても、「時代」が悪ければ売れないこともある。クルマを造って売るのって、本当に大変です。
そしてうまい具合に波が重なれば、プレリュードのようなお値段のクルマでも、目標数値の何倍も売れることもある。
忌憚ないお話を聞かせてくださる山上さん。インタビューは来週に続きます。
(フェルディナント・ヤマグチ)
歴代プレリュードに搭載された新技術を振り返る
こんにちは、AD高橋です。
クルマはフルモデルチェンジされるとさまざまな新技術が搭載され、走行性能や快適性、安全性などが進化していきます。ホンダもこれまでにさまざまな技術を世に送り出してきました。
中でも歴代プレリュードはホンダの技術力を象徴するモデルとして、新技術が積極的に搭載されてきました。実は「国内初」「世界初」といったその時々の新技術が、過去にいろいろ採用されているんです。
(1)初代:電動ガラスサンルーフ(国内初)
スピードメーターとタコメーターを同心に配置した集中ターゲットメーターを搭載した初代プレリュード。エンジンはCVCCエンジンを搭載(広報写真)
1978年11月にデビューした初代プレリュードにはエントリーグレード以外に電動サンルーフが標準装備されていました。ただし、このサンルーフは鉄製。サンルーフを開けたときの開放感は格別ですが、クローズ時は一般的なクルマと変わりません。
1980年1月のマイナーチェンジで国産車として初めてスモークガラスを採用した電動サンルーフを設定。クローズ時も開放感あるドライブが楽しめ、日差しが強い日は手動式サンシェードで日差しを遮れる設計になっていました。以来、サンルーフはプレリュードを象徴する装備になりました。







