こうした流れは、60代にこそ当てはまる仕事のやり方ではないかと思うのです。
60代であれば、コミュニケーション力や段取り力など、すでに仕事の基本は備わっているもの。新しい職種に飛び込み、キャリアを重ねていくことも、十分可能ですから。
定年後も働き続けることで
自然と自分を律せられる
そもそも60歳からは「働くべきなのか?」「年金や不労所得があれば、働かなくてもいいのでは?」という問いもあります。
もちろん、趣味に没頭するのも、ただのんびり暮らすのも、家事や孫の世話、ボランティア、地域の活動などをするのもあり。「人生は、冥土までの暇つぶし」と考えれば、なにをして過ごしてもいいでしょう。
しかし、私が何歳になっても仕事をしたいと思うのは、仕事ほど楽しく、自分を成長させてくれる“遊び”はないと思うからです。
だれかの幸せに貢献できる“喜ばせごっこ”は奥が深くて、どれだけやっても先が見えないので、まるで攻略できないゲームみたいに夢中になるわけです。
また、お金をもらう仕事だからこそ、背筋がしゃんと伸びて、自分を保てる、ということもあります。
たとえば、趣味でエッセイやブログを書くのと、仕事で書くのでは、心構えがまるで違う。クオリティを高くしよう、締め切りに間に合わせようとするので、気合が入る。仕事に合わせてスケジュール管理をしたり、健康に気をつけたりすることで、生活も整う……と、トータルでポジティブな影響があります。
仕事が終わったあとの解放感で、旅に出かけるのも至福のときです。
60代で働く目的は、お金、健康維持、社会とのつながりなど人によってさまざまです。ただ、生涯を通して生き生きと仕事をしている人たちは、やはり、仕事が好きだったり、やりがいをもっていたりして心の満足度が高いと感じます。
「幸せな働き方」を
実現するための3つの条件
心理学でいわれる「心の三大欲求」とは、「主体性=自分で決めたい」「有能感=自分にもできると実感したい」「関係性=人とつながりたい」というもの。







