40代タイミーおじさんがモヤッとした「忘年会の団体客」のラストオーダー

特別に注文を通したのに……
お客様を見送った後モヤッとしたワケ

　最初に入った大人数の団体さん、楽しそうに飲み食いしながらも時々、偉い人のスピーチなどが行われており、邪魔にならないようにタイミングを見てドリンクやお料理などを提供していきます。

　そして、この大人数の団体さんのドリンクラストオーダーの時間となりました。このお店ではラストオーダー時、店員はお客様に案内せず、お客様が自主的に時間内に最後の注文を終えなくてはいけないというルールになっており、それを事前に確認した上で飲み放題を提供しています。

　QRコードからから最後の注文をしようとしたらラストオーダーの時間がすぎてしまったようで、注文ができなかったようです。

　幹事さんに呼ばれ、「注文しようとしたのに店内のWi-Fiの接続が悪くて時間内にできなかったんですよ。なんとかなりませんか？」と僕におっしゃりました。「お待ちください」と言い残してドリンク場の先輩バイトさんに相談すると、「うーん、そういうのはダメなんだよなー」と言いながら幹事さんのところに向かっていきました。

　状況を考えると、単に自分たちがラストオーダーの時間を逃しただけという可能性もあるなぁと思いつつ、飲み会の最後にお酒が足りなくなるのは盛り下がり要素なので、幹事としてはなんとかして注文を通しておきたいという気持ちもわかります。僕もかつて、サラリーマン時代に飲み会の幹事をやりまくっていましたから……。

　数分間、幹事さんと先輩バイトさんの会話は続いていましたが結局、全員分の追加ドリンクオーダーが通された模様。先輩バイトさん、憮然とした表情でドリンク場に戻ってきました。どうやら幹事さんが押し切ったようです。

　そこからものすごい勢いでラストオーダーのドリンク作り＆提供も無事終わり、団体さんの忘年会も締めのムードに。

「お兄さん、写真を撮ってください」と言われて、記念撮影のお手伝いもしました。これぞ飲食店の店員さん的ムーブでなかなか楽しいですね。皆さん、いい笑顔でお帰りになられました。

　ただ、済んだテーブルの片付けをしていると、ラストオーダーで提供したドリンクの大半がほとんど手つかずのまま残っていて「なんだかなあ……」と感じました。あれだけゴネて注文したんだからせめて全部、飲み干してほしいもんですが、仕方ないですね。なんともいえない気分で大量の食器、グラスなどを片付けていきます。