日本の政治について統計データを駆使して評論活動を行っている菅原琢、東大教授でプラトンなど西洋古代哲学の研究者・納富信留がいる。旧制卒には、ギリシャ哲学の第一人者だった田中美知太郎がいた。
英文学者で慶応大教授の馬場孤蝶と、英文学者・翻訳家の平田禿木(とくぼく)は、明治時代に共立学校で学んだ。
口ひげと派手なスーツがトレードマーク
ビジネス弁護士の草分けの久保利英明
法曹界に進んだ卒業生では、久保利英明の知名度が高い。口ひげと派手なスーツ・ネクタイ姿がトレードマークだ。開成高校を経て67年、東大法学部4年在学中に司法試験に合格した。
久保利は、ビジネス弁護士の草分けだ。大型倒産事件や総会屋対策などで活躍している。長年、「1票の格差」の是正を訴えている。また、フジテレビ事件などでその役割がクローズアップされている第三者委員会の在り方を審議する「第三者委員会報告書格付け委員会」の委員長を務めている。
弁護士では、企業法務が専門で、会社の不祥事などについてメディアによく登場する永沢徹や、M&A(企業の合併・買収)を得意とする岩倉正和もいる。
増田晋は日本、米カリフォルニア州で弁護士を務め大宮法科大学院大、慶応大法科大学院で教授になった。
最高裁では、弁護士出身の大橋正春が12~17年、判事を務めた。飯村敏明は知的財産高裁所長を務めた。
検察庁では、検事総長を務めた但木敬一が開成OBだ。「無実の人を起訴しない検事」を心掛けてきたという(25年6月4日、日本記者クラブの会見)。08年に退官後は弁護士を務め、19年には関西電力第三者委員会委員長を務めた。
公安調査庁長官、東京高検検事長などを歴任した木藤繁夫もOBだ。
文化勲章を受章した
開成の卒業生たちは
文化勲章を受章した開成出身の学者・研究者、文化人、芸術家をリストアップしてみよう。
初代の受章者である物理学者で大阪大総長の長岡半太郎、中国文学の狩野直喜、金属学の俵国一、ジャーナリストの長谷川如是閑、有機化学者で阪大総長を務めた真島利行、細菌学の稲田龍吉の6人が、共立学校の出身だ。







