殺伐としがちな社員食堂
だからこそ企業の本質が見えるかも!?

 社員さんも食器片付けのヘルプに入ってくれたので、ちょっとずつですが積み上げられた食器は減っていき、終業時間の30分前ぐらいには全ての食器が片付きました。

 ここで社員さんから「次は使用済みのお盆を洗ってください。カゴにこうやって並べてから、食洗機にかけてください」と非常に丁寧に作業説明をしていただきました。

「おおっ、ちゃんと説明ができるんですね! 最初からそれをやってくれたらよかったのに……!」と心の中でツッコミを入れつつも残り30分間、頑張ってお盆の洗浄作業を行いました。

 そうこうしているうちに終業時刻となりました。ここでは、誰も僕の終業時刻などケアしてくれないので「もう時間なんですけど上がっていいですか?」と確認しなくてはいけなかったのもイマイチでした。

 とはいえ、退勤手続き後にはおいしいまかないを食べさせてくれたので、それだけはありがたかったですね。

 社員食堂の仕事、いろいろな企業に潜り込めて面白いんですが、とにかく忙しいので働く方々の余裕がなく、放置されたり強く当たられたりして嫌な思いをすることが多いのが難点です。

 でも逆に考えてみると、そんな殺伐としがちな社員食堂を朗らかに運営できている企業は優良企業だという判断材料にはできるかもしれません。「社員食堂スキマバイトはダルいけど、就職(転職)活動する時に企業の内部事情をチェックするのには使えそうだな」なんてぼんやり考えながら帰路につきました。

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