まず今、流行っているという手編みのハンドルカバーについて。結論からいうと、クラクション部分が隠れなければ原則として違反ではありません。

 しかしながら、安全とは言い切れないでしょう。手編みのカバーはどうしても、きちんと取り付けることが難しく滑る危険性があります。また、ニットだと隙間があり、そこに指が入り込んで、ハンドル操作を誤る可能性があります。指が入り込んだまま抜けないと、ハンドルが戻る力で最悪、指の骨を折ることも否めません。

最悪、失明します...クルマのドレスアップで絶対NGな「意外なモノ」とは?(参考画像)Amazonで販売されている、かぎ針編みハンドルカバー

 40年以上前のクルマはグレードが低いモデルだと、ハンドルが細く力が入らないこともありました。そのため、ハンドルカバーという商品があったのです。しかし現代のクルマはグレードが低くても適正な太さのハンドルが装備されています。

 ちなみに近年、極太のハンドルカバーを装着しているクルマをよく見かけますが、操作性が悪いのでおすすめできません。ハンドルは、細くても太くても力が入らないものなのです。

 日常生活で運転する人は、スマホを触るのと同じくらいハンドルを握るという機会があるでしょう。自分の手がよく触れるものだから、ノーマルと違った仕様にしたい気持ちは分かります。

 が、ちょっとでも操作しにくい仕様にするのは大変危険です。もし、それが原因で事故を起こせば、必ずや後悔するでしょう。本当に使いやすい、疲れにくい(と宣伝している商品が多い)カバーなら、メーカーが採用しているでしょうし、ディーラーオプションでも用意されているはずです。