例えば「飛行機に乗ったら10%くらいの確率で墜落死する」などと考えてしまうわけです。
しかも、「自己否定」と「世界否定」により、自分もどうすることもできないし、他人も頼りにできないと考えるので、不安の方程式の数値はどんどん大きくなっていくのです。
ポジティブな情報よりも
マイナスな情報を選んでしまう
不安は情報バイアスとも大きく関係しています。
不安が強い人はネガティブな情報ばかりを探して覚え、ポジティブな情報は見逃しています。
『「いつも不安で頭がいっぱい」がなくなる本』(清水栄司、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
警察庁が公表している「年間の交通事故件数」と、総務省が公表している「日本の総人口数」をもとに計算すると、1年間に私たちが交通事故にあう確率は約0.2%となります(2020年)。飛行機事故と比べると、自動車事故にあう危険性のほうがかなり高いことがわかります。
でも、自動車事故は日常にありふれているので、いちいちすべての事故がニュースになるわけではありません。
これに対して、飛行機事故が起きるとニュースなどでショッキングに報じられます。そういったショッキングな情報を選んで接しているうちに、ますます飛行機に乗るのがこわくなります。
不安になりやすい人の脳内では、さまざまなものごとについて、こういった偏りが起きているのです。







