丸紅が2年連続1位
大手金融機関・航空も人気

 丸紅が文系女子で2年連続の1位となったほか、伊藤忠商事(2位)、住友商事(3位)、三井物産(4位)、三菱商事(5位)と文系女子においても総合商社がトップ5を独占し、人気の高さを見せつけた。

 1位の丸紅は、女性活躍推進の新たな方針「女性活躍推進2.0」で女性の成長機会をより充実させ、意思決定に関わるポストまでのキャリアパスを太く強固なものにする「タレントパイプラインの拡張」に注力している。新卒採用における女性比率、正社員全体に占める女性比率、管理職全体に占める女性比率、年次有給休暇取得率の目標値を定めているほか、2024年には総合職と一般職の職掌区分を廃止し、実力本位の適材適所を目指す「職掌制度の改定」を実施。意欲あふれる女性社員のさらなる活躍と、多様性に富んだ組織づくりを進めている。1月には「女性のキャリア」をテーマに、異なる世代の女性社員3人が自身のキャリアや働き方などについて語るセミナー「Marubeni Career College」を開催。キャリアにおけるターニングポイントや仕事とプライベートの両立、今後歩みたいキャリアのほかQ&Aセッションで30分以上学生の質問に答えるなど細やかな情報発信が好評で、「ハードワークだが、長期的にキャリアを描ける」というメッセージが、将来設計を重視する女子学生に響いているようだ。

 2位の伊藤忠商事は、がんと仕事の両立支援を含めた働き方改革や健康経営への取り組みに加え、取締役会の任意諮問委員会として「女性活躍推進委員会」を設置し、女性の活躍を後押ししていることが学生に浸透しつつある。全役員に占める女性比率を30年までに30%以上とする定量目標を掲げる中、25年4月に新たに女性5人を執行役員に登用したことで現在は28%と目標に迫る。事務職の名称を「ビジネスエキスパート(BX)職」に変更したほか、女性社員が海外駐在を経ても妊活に取り組めるよう、卵子凍結・不妊治療の費用補助などフェムテックの活用を加速していることも話題となった。

 大手金融機関は、三井住友銀行(6位)、三菱UFJ銀行(8位)がトップ10に入った。文系女子は女性が安心して長く働ける環境や制度が整備されているか、実際に活用できるのかを重視する傾向があるが、大手金融機関は伝統的に女性の採用数が多く、制度の活用実績も枚挙にいとまがない。

 6位の三井住友銀行は、従業員の約半数が女性で、女性が能力を存分に発揮できる職場環境の整備や、活躍をバックアップする取り組みにも定評がある。「仕事と育児の両立支援」を進め、女性の能力を最大限に引き出し、管理職登用を含めたさらなる活躍へとつなげる「女性のキャリア支援」に取り組んでおり、女性管理職は985人とロールモデルも豊富だ。

 文系女子で圧倒的人気を誇ってきた航空業界は、全日本空輸(ANA)が9位、日本航空(JAL)が10位とそろってトップ10に入ったほか、不動産デベロッパーの森ビル(7位)がトップ10入りした。