「雰囲気が悪いクライアント」は
コンサル側からお断り!?

 二つ目は「若手コンサルは使えない」というレッテルを貼らず、プロジェクトの雰囲気を良好に保つことである。

 そもそもコンサルに依頼する企業には、社内に何らかの課題があり、自社の力だけでは改善できないという事情があるはずだ。

 それ自体はやむを得ないことだが、組織の雰囲気が悪く、愚痴や不満が多い環境では、どんなに優秀な若手コンサルでも溶け込みづらく、本来の価値を発揮しにくくなる。

 雰囲気の良くない顧客企業は、たとえプロジェクトが成功しても、コンサルファーム内で「あのクライアントは意思疎通が難しい」といった情報が共有され、次回以降の依頼を受けてもらえない可能性がある。コンサル側も常に人手不足で、案件を選別しているケースがあるためだ。

 冒頭でも述べた通り、顧客企業は全てを「コンサル任せ」にするのではなく、主体的に使いこなしていく姿勢が求められる。

 プロジェクトを成功させるには、自社で受け入れ環境を整えるなど、「コンサルと一緒になって働く」という意識も不可欠だ。

 コンサルファームは、丸投げすれば悩みが解決する「魔法の杖」ではないのである。