新車販売ランキングでトヨタに次ぐ2位に入った「躍進企業」の名前とは? Photo:JIJI
国内新車市場で異変が起きている。長年のファンからは「買いたいクルマがない」、ディーラーからは「売れるクルマがない」などといわれるホンダや日産に対して、存在感を増しているのがスズキだ。新車販売ランキングでは、王者トヨタに次ぐ位置付けを明確にした。明暗が浮き彫りとなった理由とは?(佃モビリティ総研代表 佃 義夫)
トヨタに次ぐ2位に入った「躍進企業」
2025年度(25年4月〜26年3月)の国内新車(乗用車)販売台数(登録車と軽自動車の総計)で、スズキがトヨタに次ぐ2位となった。また、同期間の「輸入車」販売台数では1位の快挙。いずれも初めてのことで「軽のスズキ」のイメージをくつがえす事態だ。
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)と日本自動車輸入組合(JAIA)の各発表によると、25年度の国内新車販売総数は約453万台(前年同期比0.9%減)となった。
国内新車市場は、1990年の約777万台がピーク。以降は買い替え需要がメーンとなり、近年は450万台ほどで落ち着いている。軽自動車が全体の4割近くを占める。25年度も軽が増加する一方で、軽以外は減少し総市場はほぼ横ばいだった。
日本の新車市場は中国と米国に続く世界3位だったが、22年にインドに抜かれて4位に転落した。それでもなお、日本メーカーにとって母国市場であることは変わらず、メイドインジャパンの信頼と販売現場の雇用を守るためにも重要だ。海外メーカーは日本開拓に力を入れているものの、大きく切り崩せていない。
メーカー別にランキングすると明暗が分かれた。詳しくは次の表の通りだが、トヨタが138万9787台で圧倒的な1位。そして2位にスズキが入り、3位のホンダ前年比8.9%減と、5位の日産の同13.5%減が目立つ。







