首都圏私大、語学系が
目立つ構成に

 ANAとJALの25年のランキングを見ると、両社ともに私立大学を中心とした採用構造が鮮明で、とりわけ首都圏の有力私大が圧倒的な存在感を示している。

 ANAでは、1位が早稲田大、2位が慶應義塾大、3位が立教大だった。

 語学系に強い関西外国語大が4位に入り、他に関西学院大、上智大、東海大、青山学院大、同志社大、明治学院大学がランクインした。

 一方、JALの1位は青山学院大、2位は早稲田大、3位は立教大だった。ANA同様に難関私大が上位を占め、JALでは8位だった青山学院大がANAで存在感を示している。

 4位には慶應義塾大と明治大が並び、関西外国語大が6位に入った。さらに上智大、法政大、明治学院大などが続いており、全体として首都圏私大、語学系の大学が目立つ構成になっている。

 両社のランキングを比較すると、いくつかの共通点が浮かび上がる。

 まず顕著なのは、早慶上智やMARCHと呼ばれる首都圏の有力私大が圧倒的に強いことである。航空業界では、接客能力やコミュニケーション力、語学力、国際感覚異、文化対応力などが重視される傾向が強い。そのため、都市型の私大が強みを発揮しやすい構図があると考えられる。

 中でも、立教大の存在感は注目に値する。ANAで30人、JALで22人と両社で3位に位置しており、航空業界に強い大学の一つとして際立っている。立教大は観光学部や国際系教育への評価が高く、ホスピタリティ分野との親和性が強いことが背景にあるとみられる。

 また、青山学院大や上智大も国際色の強い大学として知られており、航空会社が求める人材像との一致がうかがえる。

 関西圏では、関西外国語大と関西学院大、同志社大が存在感を示した。とりわけ関西外国語大は、ANAで26人、JALで19人と高い採用実績を持つ。航空業界では英語力が重要視されるため、外国語大学の強さが数字にも表れている。

*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。

【ランキング表の見方】
医科・歯科の単科大等を除く全国765大学に2025年春の就職状況を調査。568大学から得た回答を基にランキングを作成した。上位10位以内の大学を掲載。就職者数にグループ企業を含む場合がある。大学により、一部の学部・研究科、大学院修了者を含まない場合がある(調査/大学通信)