公認会計士「実名」「実額」2387人ランキング#5Photo by Yasuo Katatae

上場企業の監査報告書に署名する公認会計士のうち、最も多くの監査報酬を獲得したトッププレーヤーは誰か。ダイヤモンド編集部では有価証券報告書を集計し、公認会計士2387人の監査報酬獲得額を公表し、独自の「実名・実学ランキング」を作成した。特集『公認会計士「実名」「実額」2387人ランキング』の#5では、EY新日本有限責任監査法人に所属する公認会計士を対象に集計し、ランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部副編集長 片田江康男、データ担当/編集委員 清水理裕)

EY新日本所属の457人の最新序列は?
監査報酬獲得額ランキング2026年版

 監査法人の売上高には大きく二つある。上場企業の監査証明業務と、企業へのコンサルティングによって得られる非監査証明業務だ。

 四大監査法人の一角であるEY新日本有限責任監査法人は、四大の中で総売上高に占める監査証明業務の割合が最も高い。また、監査報告書に署名する公認会計士の数も、四大の中で最も多い457人。監査証明業務は公認会計士にとって本業中の本業だ。その本業に、EY新日本は四大の中で、最もリソースを割いているといえるだろう。

 従って、公認会計士1人当たりの平均の上場企業からの監査報酬額は、四大で最も低い1億5472万円。四大の中で最大だったトーマツの2億5470万円とは、およそ1億円もの差がある。この差は、業務効率化が最も遅れているともいえるが、一方で公認会計士の担当する企業数を少なくし、丁寧に監査証明業務に取り組ませているともいえそうだ。

 そんな背景もあって、ランキングのベスト30では、報酬獲得額10億円以上だったのは4人で、1位に輝いた津村健二郎氏は総合ランキングで20位だった(本特集#1『公認会計士「監査報酬獲得額」実名ランキング【ベスト30・2026年版】上場企業を監査する“番人”2387人の頂点に立ったのは誰か?』参照)。

 本稿では、EY新日本所属で、上場企業の監査報告書に署名している全ての公認会計士457人を対象に、監査報酬獲得額を集計。独自の「実名・実額ランキング」を作成した。

 ランキングには各公認会計士が担当している上場企業の、時価総額の合計も記載している。株式市場で評価が高い企業を多く担当しているかどうかも、この数字で確認できるだろう。果たしてEY新日本所属の公認会計士の最新序列は?次ページで一挙公開する。

図表:EY新日本所属公認会計士「監査報酬獲得額」ランキング【ベスト30】(サンプル)