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上場企業の監査報告書に署名した2387人の公認会計士の多くは、複数の上場企業を掛け持ちで担当していることが多い。では、掛け持ち社数が最も多かった“働き者”は誰か。特集『公認会計士「実名」「実額」2387人ランキング』の#8では、公認会計士それぞれの掛け持ち社数を集計し、ランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部副編集長 片田江康男、データ担当/編集委員 清水理裕)
上場企業の監査を掛け持ちする
“働き者”公認会計士ナンバーワンは?
全ての上場企業は、公認会計士によって監査を受けなければならない。片や全上場企業数は4000社弱で、監査報告書に署名する公認会計士は1社につき2~4人だ。現在、公認会計士数2387人であることを考えると、多くの公認会計士が複数の上場企業を担当していることになる。
もちろん担当している上場企業が1社だという公認会計士もいる。その場合の多くは、世界中でビジネスを展開している大手金融機関や、世界各地に製造や販売のための子会社を持つ製造業など、監査に膨大な時間とノウハウが必要な上場企業だ。
もっとも、新規上場企業数と上場廃止企業数を比べると、前者の方が多い傾向があり、公認会計士には複数の上場企業を担当しなければならない圧力が高まっているのが実情だ。担当の上場企業が1社のみという公認会計士は、今後より珍しくなっていくだろう。
では、掛け持ち社数が最も多い公認会計士は誰か。社数が多い公認会計士は、上場企業の監査を多く引き受け、資本市場の健全性を保つ使命を全うしている者だといえるだろう。ただし、言うまでもないが、担当社数が多くなって監査の品質は落ちてしまうことは避けなければならない。不適切な会計処理を見逃すようなことがあれば、本末転倒だ。上位にランクインした公認会計士は、同時並行で監査証明業務を行う高いスキルとともに、高度なタイムマネジメントが求められる。
次ページで、掛け持ち社数ランキングを一挙公開する。上位には2025年版のランキングと同様に、準大手監査法人の太陽有限責任監査法人の公認会計士が数多くランクインしていた。








