ウーブン・バイ・トヨタ企業ニュース2026年6月1日リーダーシップの変更について拡大画像表示
豊田大輔氏は1988年4月5日生まれの38歳。トヨタの始祖である豊田佐吉氏からは5代目、トヨタ自動車の創業者である豊田喜一郎氏からは4代目となる。慶應義塾大学を卒業後、米国バブソン大学で経営学修士を取得しているのは父・章男氏と同じ学歴だ。
トヨタ自動車には、米投資会社を経て2016年に入社。電子制御技術部でソフトウェアドリブン開発を推進した。また、レーシングドライバーとして耐久レースやモータースポーツイベントに参画している。18年にはウーブンの前身となるTRI-ADの創業に参画し、21年にウーブン・プラネット・ホールディングス(現ウーブン・バイ・トヨタ)のシニアバイスプレジデントに就任、現在に至る。私生活では21年に元宝塚歌劇団の星蘭ひとみさんと結婚したことでも話題となった。
今回の大輔氏のトヨタ本体の帰任は、明らかにトヨタグループ総帥への道に向かっており、布石であろう。
この4月、トヨタは電撃的な社長交代を行い、佐藤恒治前社長から、章男氏の秘書を務めた近健太新社長にバトンタッチしたばかりだ。加えて、章男氏は5月3日で70歳の古希を迎えた。
章男氏は昨年5月、日本自動車会議所の会長に就任した。ちょうど先日、同会議所の総会があり、トヨタアリーナ東京で懇親会が開催された際の会長挨拶で、「クルマをニッポンの文化にするため、私は自動車に関するあらゆる現場にスポットを当てる“照明”の役割となる」と語っていたのが印象的だった。
近健太・新社長の
意味深な言葉
筆者が、会場で章男氏に「70歳の古希を迎えた想いが込められていましたね」と話しかけると、「そう、体はキツくなっていますけどね」と笑いながら返ってきた。
また、同会場にいた近氏に「大輔さんは、どうですか?」とたずねると、「よくやっていますよ。これからさらに期待しています」と意味深な言葉。近氏は、ウーブンで代表取締役CFOを務めていたので、大輔氏とも接してきた。思うに、近氏の社長就任は、大輔氏の「後見役」含みがあるだろう。
では、章男氏は大輔氏をどう見ているのだろうか。昨年、米オートモーティブニュースのインタビューに応じた際、こう語っている。







