Bregret:
ブレグレット

EU離脱を決めた国民投票から10年、政治的・経済的に混迷する英国で再加盟の機運も

 ブレグジット(Brexit)からブレグレット(Bregret)へ――。英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票からちょうど10年が経過し、英国内で「ブレグジットは失敗だった」との声が広がっている。

 それを象徴するキーワードがブレグレットだ。Brexitとregret(後悔)を組み合わせた造語であり、Britain(英国)とexit(離脱)に由来するブレグジットを皮肉っている。

 ブレグレットはデータで裏付けできる。仏調査会社イプソスなどの調査によれば、英国人の48%は「ブレグジットは期待外れ」と回答しており、5年前の水準(28%)から急増している。

 となればEUへの再加盟機運が出てきてもおかしくない。米通信社ブルームバーグの依頼でイプソスが実施した調査では、英国人の52%はEU再加盟に賛成であり、反対(33%)を大きく上回った。

 国際的シンクタンク「モア・イン・コモン」の英国代表、ルーク・トリル氏は米「ニューヨーク・タイムズ」紙に対して「多くの英国人がブレグジットに対する考えを改めた」とコメントしている。

 A clear majority think that Brexit has been a failure, and even Leave voters are split on whether Brexit has been a success or a failure.(ブレグジットが失敗だったと考える英国人が大半になった。ブレグジットが成功だったかどうかについては離脱派の間でも意見が割れている。)