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キャリアの不確実性が高まる現代。ライフプランや環境の変化で図らずも遠ざかっていく「理想の働き方」を、気が付かないうちに諦めてしまっていませんか?制約された条件の中でも自身の「真の強み」を再定義し、納得のいくキャリアを切り拓いた女性の挑戦から、自分らしく働くためのヒントを探ります。(文= 鶴田 かれん/リクルートエージェント キャリアアドバイザー)

ライフスタイルの変化への戸惑いと
無意識に狭めたキャリアの選択肢

 結婚、転居、ライフプランの変化――。人生の大きな波が一度に押し寄せたとき、私たちはこれまでのキャリアややりたい仕事を諦めなければならないのでしょうか。

 今回ご紹介するAさん(36歳)は、まさにそんなキャリアの岐路に立っていました。

 通信業界での店舗運営やマネジメント経験を経て、前職の農機メーカーでは営業事務や開発設計補助、カタログ制作やHPの企画、動画の企画から撮影、編集まで幅広い広報業務に情熱を注いでいたAさん。会社から手厚い費用支援を受けてドローンの国家資格を取得するほど、深い信頼を得ていました。

 しかし、結婚を機に県をまたぐ形で遠方への転居をすることに。働き方の調整がつかず、苦渋の決断で退職しました。さらに将来のライフプランを考慮していくうちに、「土日休み・残業少なめ」「長期での出張不可」というこれまでとは異なる働き方を選ばざるを得なくなりました。