警察庁が公表した事例では、インターホンに「19:00×」、「C1 A2」と書かれていたり、電気メーターに謎のシールが貼られたり、車のワイパーに架空会社のチラシが挟まれていたケースがある。
※イメージイラスト(岐阜県警・警察庁の公表事例をもとに、筆者がAIで作成)
特に注目したいのが、「石」を使った仕掛けだ。警察庁の事例には「ポストを開けたら石が落ちる仕掛け」があり、岐阜県内でも石が並べられた事案があった。これらは単なる目印にとどまらず、「住人が石を取り除くか」によって在宅状況や防犯意識を確認している可能性があると推察されている。
ただし、こうした印の意味は、犯人を検挙して供述を得ない限り警察でも断定はできない。ネット上では、記号ごとの意味を解説する記事なども見かけるが、鵜呑みにするのは危険だという。大切なのは、印の意味を推測するよりも、異変に気づいた段階で適切に対処することである。
マーキングを見つけた…!
どうすればいい?
見覚えのない印や物を見つけたら、まずは写真を撮って記録し、むやみに触ったり剥がしたりせず警察へ相談するのが鉄則だ。
「指紋などの痕跡が残っている可能性があるため、自己判断で取り除かないようにしましょう。状況によっては、警察が現場を確認し、指紋採取や周辺への聞き込み、防犯指導などを行うケースもあります」(塚原係長)
相談先は、身の危険が迫っている場合は迷わず110番。緊急の対応が必要か分からない場合は、最寄りの警察署や警察相談専用電話「#9110」に相談できる。警察の確認が終わった後は、指示に従って除去しておこう。放置すると犯人に「無警戒な家」「長期不在」と判断されかねない。
日頃から玄関や勝手口、ポスト、電気メーター、カーポートの柱などに不審な印や物がないか確認したい。敷地内だけでなく、自宅を捉えるような位置にカメラが仕掛けられていないかなど、住宅の外周に目を配ることも重要だ。







