事故を起こした時や見かけた時に
絶対にやってはいけないこと

 前方で事故が起きたときは、ハザードランプを点滅させて後続車に異常を知らせ、可能であれば安全に注意しながら事故現場を通過し、安全な場所まで移動することが重要です。

 交通事故を目撃すると、「助けたい」という心理から、現場の手前でクルマを停め、救急や警察に通報したくなるかもしれません。しかし高速道路上での不用意な停車は、たとえ路肩に寄せていても、後続車による二次的な事故を引き起こす危険があります。

 高速道路では、路肩に停めたクルマであっても、後続車が走行中の先行車と錯覚して後方から衝突する事故がこれまで多発しています。クルマのそばや車内にとどまっていると、同様の事故で大けがを負うことや、命を失うことになりかねません。

 事故現場では、発生場所のキロポスト表示(路肩にある数字が書かれた標識)を確認し、SA/PAや非常駐車帯など安全な場所まで移動して、救急や警察に通報しましょう。

高速道路で「ついやりがち」なNG行為…「30万円以下の罰金」「一発免停」の可能性も実際の衝突事故現場 Photo:PIXTA

 自分自身が事故に遭ってしまった場合は、可能であればハザードランプを点滅させて路肩にクルマを寄せ、停止表示器材(三角表示板など)をクルマの後方に設置すると、後続車に危険を知らせることができます。無理のない範囲で発炎筒を使用すると、注意を促す効果が高まります。その後、ガードレールの外側など、安全な場所に速やかに退避しましょう。

 一方、自分が原因で事故を起こしてしまった場合、責任感や申し訳なさから、自分自身がクルマの後方に立って後続車を誘導したくなるかもしれませんが、これも非常に危険な行為です。

 早朝や薄暮は、人の姿が景色にとけ込みます。夜間は闇に紛れます。後続車を誘導しようとしても、車内からはほとんど見えません。自分自身の命を守るだけでなく、後続車を人身事故に巻き込まないためにも、「事故を起こしたらクルマから離れ、ガードレール外で待機する」を徹底しましょう。ただし、負傷者の救護と警察への通報は必ず行ってください。