一方、学生側の気持ちはどうでしょうか。ブンナビが2015年卒学生向けに行った調査によると、親のかかわりを「何かしら期待」する学生は86.7%に上っています。男女別にみると、女子学生の86.4%、男子学生が87.4%となりました。どうやら、男子学生の方が親を頼る人が多いようです。また、就活する際に親に期待することを尋ねたところ、「志望企業決定に関してのアドバイス」と答えた人は、46.4%と約半数に上っているのも注目すべきところでしょう。

「親がしゃしゃり出た時点でアウト」
親子就活のあるべき姿とは

 では、企業側は就職活動における親子の関わり方をどう見ているのでしょうか。どうやら親子就活の様子を冷ややかに見ているようです。

 前出のDISCOが行った調査で、企業1045社に質問を行ったところ、「学生の親から連絡を受けた経験」として、15.9%が「ある」と回答しています。また、従業員1000人以上の大手では22.6%となっており、規模が大きくなるほど“口出し率”は高くなる傾向があるようです。

 その内容は、「入社後の処遇・待遇について」「選考結果について」が並んでいますが、いずれも学生本人から連絡してもらいたいものばかり。「どんなに優秀に見える学生でも、親がしゃしゃり出た時点でアウト」(自動車・輸送用機器)という声もあるように、親が“アドバイザー”という立場を出てしまうのは、内定を取りやめにしてしまうほど、子どもの一生を左右する大きな要素であるのは間違いありません。そして学生の皆さんは、親にアドバイスをもらう以上の役割を求めないように気をつけるべきでしょう。

 受験と就職活動は、似ているように見えるかもしれませんが、全く異なるものです。社会に出て、お金をもらう一人前の大人として働くための第一歩が就職活動ですが、それを受験と同じ感覚で親に頼っているようでは、企業担当者も「親がいないと何も決められないのか。主体性がないな」と判断しかねません。

 また、今回「子ども・孫に勤めてほしい企業」を紹介しましたが、これは親や祖父母世代の常識に照らし合わせたときに、選ばれた企業です。それも踏まえたうえで、1つの参考にしながら、学生であるあなたが大学等で学んできた、そして肌で感じている社会の流れを信じて、企業選びをしていくことが今、最も大切なことではないでしょうか。

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