開講!一流講師陣揃いの「営業学部」 <br />営業の知識、スキルを体系化

 春は人事異動と新入社員を迎え入れる季節です。日本の企業社会では、文系出身の新卒の7割以上が、まずは営業職に配属されるといわれています。

 ところが、学生たちにとって営業は必ずしも人気の職種ではありません。「営業=ノルマがきつい。だから、つらく厳しそう」「人に頭を下げて、モノを買ってもらうのは卑屈な感じがする」「なんだか、人をだます仕事のような気がして……」

 とはいえ、顧客と商品それぞれと直接対峙することで培った経験は、その後どんな職種に進もうが、必ず有益な素養となります。何より、商品やサービスが成熟化し、差別化が難しくなればなるほど、売り上げは営業の優劣にかかってきます。企業にとって「営業力」は競争力の源泉といえます。

 にもかかわらず、日本に「営業学」を教える大学はありません。営業マンとして必要な知識を学び、スキルをトレーニングする場がないのです。

 大学とは企業戦士を送り出す職業訓練所ではない──。それはもっともですが、それにしても、あまりにもバランスを欠いています。大学には、若者たちが社会で活躍するために身につけるべきありとあらゆる専門分野がそろっているというのに、営業だけがないなんて……。

 そもそも、営業という仕事の本質を知る機会がないから、学生たちは頭の中のイメージだけで勝手に営業という仕事を嫌っているのかもしれません。

 そこで本誌は、営業を学問として捉え、体系化することを提言したいと考えました。そして、もし大学に営業学部があったら、誰が、どんなことを教えればいいか。そんな観点から、東西一流の講師陣にそれぞれの専門分野から誌上講義をしてもらったのが、『週刊ダイヤモンド』3月15日号の特集「速効! 『営業』学」です。