伝えたい情報を直感的にわかるように、グラフィカルに表現する「インフォグラフィック」。この「相手がぱっとわかるように工夫する」という考え方のクセそのものが、コミュニケーション上手にしてくれるはず。本連載は、情報をよりわかりやすく、という枠を超え、発想そのものを広げるための教科書だと思ってください。どうやってこのアウトプットに辿り着いたか、発想のスタート地点から解説していくことで、「考え方のプロセスと構造」がわかります。今回は、「ダジャレ」。ダージャリストでもある著者のこだわりの結晶であります!

漠然としたダジャレ感を
理解しやすく有機的に

 確証はないけど、というか調べようがないけど、おそらく日本で一番、アカデミックに「ダジャレ」のことを掘り下げているのは僕でないかと思うのです。

 唐突に何を言ってるんだと思われた方は、「科学するダジャレ」をご覧いただければ幸いです。なんと、まさにこのビジネス最前線のWEBともいうべきダイヤモンド・オンラインにおいてダジャレの連載という円山暴挙(念のため、応挙です)。僕が1年半35回にわたってやっていたもので、この連載各回のタイトルだけでもぱらぱら見ていただければ、前記発言の意味も少しはわかっていただけるのではないでしょうか。

 では、なにはともあれ、インフォグラフィック画像をご覧ください。

グラフィック作成/小宮山秀明
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 今回のインフォグラフィックは、ビジュアルのインパクトには欠けて地味ではありますが、ふだん漠然と感じていることを「理解してもらう」ためにとても有機的な仕上がりとなっています。この連載のインフォグラフィックは、<構造オチを愛でる>ことに重きを置いていますので、これほど有用性の高いものは珍しい。って、ダジャレを有用と捉えるかは微妙か……。

 では、今回も、どうやって最終形まで考えていったかを説明していきます。