薬膳は外食でもコンビニでも実践可能!
はじめまして。薬膳アテンダントの池田陽子です。
これからますます蒸し暑くなり、体臭が気になる季節を迎えます。ビジネスパーソンのみなさんも、自分のニオイに悩む頃ではないかと思います。そこで薬膳アテンダントのわたしがご提案したいのが、薬膳の考え方を取り入れた体臭撃退術、すなわち「薬膳デオドラント」です。
薬膳というと「生薬を使った難しい料理」「専門店に行かなければ食べられない」と思われがちですが、そんなことはありません。
薬膳の基本となる考え方は、とてもシンプルです。中医学(中国の伝統医学)では、昔から「食事で体調を整える」という考え方があります。すべての食材には、すべて身体に及ぼす作用があり、季節、体質、体調に合わせてそれらを日々の食材に取り入れることによって身体の不調を改善することができると考えます。ふだん、食べている野菜や肉、魚などの食材にも十分、薬効があるのです。
わたしが提案しているのは、どんなに多忙な人でも実践できる「ゆる薬膳」。生薬は不要です。なおかつ、料理を作らなくても、外食で実践可能。自分にとって必要な食材が入ったメニューを選べばOK。ランチでも居酒屋でも賢く食材を意識してチョイスすれば大丈夫。コンビニのお惣菜や、買ってきたお弁当、缶詰でも構いません。忙しいビジネスパーソンであっても、24時間、薬膳生活は可能なのです。
体臭撃退にはタイプ別の対策が必要
梅雨にニオイを放ちやすい「水分過剰タイプ」
薬膳的「デオドランド」は、タイプ別の食養生が必要です。大きくは3つのタイプに分かれます。すなわち、「水分過剰タイプ」「熱タイプ」「血行不良タイプ」に分かれるのですが、それぞれのタイプにあった食材を取り入れることが大切!あなたは、一体どのタイプでしょうか?
今回は、水分過剰タイプを取り上げます。 まず、下記のチェックリストで自分が水分過剰タイプかどうか、確認してみましょう。
【水分過剰タイプ】
□ 胃がもたれやすい
□ 身体や頭が重だるい
□ 口がねばる
□ めまい、吐き気がする
□ 下痢、軟便気味
□ 痰が多い
□ むくみやすい
□ 肥満気味
□ じんましんができやすい
□ 舌にネバネバした苔がつき、むくんで大きく、ふちどりに歯の跡がついている