「そんなことを言っても、リーダーとしての経験が浅いからわからない」
「勘が鈍くて顔つきで考えを読み取れない」
そのような人は、日頃からメンバーの顔を定点観察しておくといいでしょう。「前回のミーティングと表情が違うな」と、少しずつわかるようになります。
ちょっとした発言、うなずき方、表情、しぐさ。
メンバーが発信してきたものをリーダーがいかに受信していくかが、チームをつくっていくうえではとても大切です。
「みんなあんまり乗り気じゃないな」と気づいたら、計画を見直せます。そのうえで「いや、いける」と思えばどう乗せるか考えられますし、「やり方がおかしい」と思ったら計画そのものを変えることもできます。
「あいつだけ納得していない」と思えば、そのメンバーに個別の対応が必要かもしれません。非常に熱心に聞いているメンバーがいれば、その人を中心にプロジェクトを進めようという案も生まれます。
リーダーで重要なのは発信力である、ビジョンを自分の言葉で語るべきだ、ということはよく言われることですが、5人、10人といった顔が見えるチームを率いる場合、受信力も必要です。
「いつも空回りして、誰もついてこない」
「みんなが本当のところ、どう受け止めてくれているか不安」
そんな悩みを抱えているチームリーダーは、ぜひ積極的受信のコミュニケーションをすることおすすめします。
{チームのコミュニケーション}に効くレシピ
「積極的受信」で言葉にならないメッセージをキャッチする
次回は、「口べただから、メンバーをほめられない」という【リーダーのつまづき】に効くレシピを紹介します!(2/12公開予定)