オフィスを「走る」人は
“仕事ができない人”に見られる恐れも
このように一流のリーダーたちは、どんなに忙しくても会社の中で走ることをしません。たとえ急いでいたとしても、小走り程度で歩くという具合です。
なるべくゆっくりと歩幅を大きめに「堂々と歩く」ということを常に意識しているのです。
新入社員研修の時に、「会社では走ってはいけません」と教わった人も多いと思います。ところが、それでも社内で走っている人を見かけることがあります。
オフィスのなかで「走る」という行為は、想像以上に、ネガティブな印象を周囲に与えているのです。
オフィスを見渡してみましょう。皆さんの周りで、よく走っている人を見かけませんか?
もし見かけるようであれば、その人たちにどんな印象をもちますか?
粗雑な人。
落ち着きのない人。
いつもバタバタしている人。
時間に追われている人。
どれも悪い印象ばかりですね。これらは、「タイムマネジメントができていない人」「仕事の段取りが悪い人」などというように、「仕事ができない人」というイメージを与えてしまう恐れがあります。
一方、社内で優雅に堂々と歩いている人は、どんな印象を与えるでしょうか?
品のある人。
きちんとしている人。
余裕のある人。
落ち着きのある人。
どれも良い印象ですが、これらは「きちんと仕事のできる人」というイメージを与え、ポジティブな印象を与えます。
いかがでしょうか。
オフィスで「歩く」か「走る」かで、こんなにも周囲へ与える印象の違いがでてきてしまうのです。