一流のリーダーたちは
TPOにあわせて「歩き方」を変える

 一流のリーダーたちは、歩き方がとても優雅で美しいものです。

 なぜなら、歩き方や歩くスピードが、どれほど周りの人に影響を与えているかを知っているからです。

 立ち居振る舞いのプロフェッショナルと言ってもいいでしょう。TPOにあわせて歩くスピードを変えるほどです。

 たとえば、VIPの方とお会いする時は、いつもよりさらにゆっくりと、踏みしめるような感じで歩を進めることで、余裕がある雰囲気を意図的につくります。これは、自分の存在感を示すためです。商談がうまくすすむように、歩き方にまで配慮が行き届いているのです。

 私は通訳をすることもあったため、上司に同行する機会が多くありました。そこで見たのは、じつに優雅な世界でした。ある意味、完璧な意志のもと創りだされた空間だったのかもしれません。

 歩くスピードや、歩幅、歩の進め方、立ち方、立ち位置。

 その立ち居振る舞いのバリエーションの豊富さに大変驚き、やがて私も真似をするようになっていきました。

 一流の人たちは、「歩き方」の影響力を知っています。

 人が歩いている時、見られていないようで、じつは周りの人は良く見ています。

 前述のとおり、「走る」という行為は、リーダーへの信頼の欠如へとつながる恐れがあります。さらには、リーダーのマネジメントへの信頼性欠如に関わる恐れもあるのです。

 時間がないから走るのはしょうがないと思ってしまいがちですが、この「走る」という行為が、「マネジメント」にまでも悪い影響を及ぼしてしまうかもしれないと知ったならば、「走る」代わりに、「歩幅を大きくして歩く」という選択をしてみるといいでしょう。

「歩き方」を少し変えるだけで、あなたの「印象」が大きく変わります。

 つい猫背になってしまうという人は、背筋をピンと伸ばして颯爽と歩いてみる。

 歩幅が狭くてせかせかと歩いているように見られてしまう人は、歩幅を大きくして堂々と歩いてみる。

 一度、自分の歩き方のチェックをしてみてはいかがでしょうか。