ポジションが上がるほど、
「自分と向き合う時間」が大事になる

 このように、仕事中であっても「仕事以外の活動」をすることで、意思決定の精度を上げているリーダーもいらっしゃいます。

 モヤモヤした気持ちや迷いがなくなると、決断力が高まり、仕事がスムーズに進むようになります。

 クリアな心から、これまで見えていなかったものが見えてくるのです。

 トップマネジメントを補佐するなかでわかったことですが、立場やポジションが上がれば上がるほど、大事なことを相談できる相手が少なくなっていきます。

 だからこそ、ますます「自分と対峙する時間」が必要になってきます。

 トップマネジメントの意思決定は、そのまま組織に、時には社会に大きな影響を与えます。

 そんなリーダーたちは、「このような選択をしていいのか」「このような決定を下していいのか」など、「自分」とじっくり対話しながら、数々の意思決定をおこなっていきます。

「自分と向き合う」と言うと、コーチングの先生などプロの方や人生の師匠など、誰かにお願いしなければならないと思う人もいるでしょう。

 実際は、そうではありません。

 今回ご紹介したように、人によって様々な方法があります。テニスやジョギングなどの運動をおこなう人もいれば、絵を描くといった文化的活動をおこなう人もいます。

 そうやって、「自分と向き合う時間」を持っているのです。