いずれにしても、今後10年から20年ほどでほぼ半分の人の仕事がなくなるというショッキングな内容で大きな話題となったのだが、その一方で「なくならない仕事」(正確には、コンピューターによって代替されにくい仕事)も予測されている。オズボーン論文では、その仕事とは下記のようなものである。

 1 レクリエーションセラピスト
 2 最前線のメカニック、修理工
 3 緊急事態の管理監督者
 4 メンタルヘルスと薬物利用者サポート
 5 聴覚医療従事者
 6 作業療法士
 7 義肢装具士
 8 ヘルスケアソーシャルワーカー
 9 口腔外科
 10 消防監督者 
 11 栄養士
 12 施設管理者
 13 振付師
 14 セールスエンジニア(技術営業)
 15 内科医と外科医
 16 指導(教育)コーディネーター
 17 心理学者
 18 警察と探偵
 19 歯科医師
 20 小学校教員

 野村総研のレポートでも、「人工知能やロボット等による代替可能性が低い100種の職業」が予測されていて、たとえば、アートディレクターや映画監督、放送ディレクター、フリーライター、レコードプロデューサー、商業カメラマンなどのいわゆるクリエイティブな職業や、バーテンダー、教員、保育士、内科医などのさまざまな分野のサービス業が挙げられている。しかし、これはかなり楽観的な予測だと言えるだろう。

医者がロボットに
取って代わられる日も近い?

 たとえば、オズボーン論文でも野村レポートでも「残る」とされている「内科医」だが、医者の世界では「AIに取って代わられる医者の仕事」の最右翼として語られている。たとえば、通常の内科医の仕事は、血液検査などのさまざまな検査結果のデータを見て患者の状態を判断しているわけで、これはコンピューターにとっても得意な仕事のひとつであるし、実際にAIに医療診断させるツールも開発されている。