なぜ一流のリーダーは部下を叱るのが上手いのかあなたは叱るのが上手ですか?苦手ですか?

 「もっと上手く部下を叱ることができたら」
 「部下を叱っても本意をわかってもらえない」
 「部下を叱るのは無駄なことなのかもしれない」

 そんなふうに思っていませんか?

 最近、職場で「叱り方がわからない」と悩む人が増えています。

 「厳しいことを言ったら嫌われるからやめておこう」
 「細かいことを言ったら愛想を尽かされるからやめておこう」
 「何度も同じことを言ったら嫌がられるからやめておこう」

 このように、叱ることをためらってしまうようです。

一流の人は「怒り」を表に出さない

 日常生活を平穏にすごすためには、怒ったり叱ったりする場面がなるべく少ないほうがいいでしょう。

 ところが、時には叱らないといけない立場にいる人もいます。

 たとえば、部下を育成するリーダーや、後輩の教育をする先輩、子どもをもつ親などです。必要なときに、効果的な方法で「叱る」ことは重要です。

 そう頭ではわかっていても、なかなかうまく叱ることができない…。そんな悩みをもっていませんか?

 他人とコミュニケーションをとるときは、「怒り」を表にださない。

 これは、私が10年間の秘書人生で気づいた、人間関係をうまくつくる人たちの共通点です。

「怒り」を表に出さないというのは、「怒り」を相手にぶつけないという意味です。決して、「怒らない」とか「叱らない」ということではありません。

 職場で部下のミスや不祥事などが起きれば、上司であれば必ず「叱る」という行為が発生するのはやむをえません。皆さんのようなビジネスエリートの方であれば、そんな場面に遭遇することも多いことでしょう。

 一流のリーダーは、どんな気持ちで部下を叱っているのでしょうか?