ベスト経済書#5Photo by Toshiaki Usami

経済学者や経営学者、エコノミスト111人が選んだ2020年の「ベスト経済書」をランキング形式でお届けする『ベスト経済書2020』(全5回)。最終回は、第3位、第5~10位に入った経済書を、選者の「推薦の言葉」とともに紹介する。経済・経営学者やエコノミスが評価する点を読んで、手に取る書を選ぶ際の参考にしてほしい。(構成/ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋)

「週刊ダイヤモンド」2020年12月26日・2021年1月2日号の第2特集を基に再編集。肩書や数値など、情報は雑誌掲載時のもの。

「ベスト経済書2020」の
第3位、第5~10位にランクインした経済書

 選者たちの「推薦の言葉」とともに紹介する、「ベスト経済書20」の第3位、第5~10位に入った経済書は以下の通りだ。

3位 【68点】
スティグリッツ PROGRESSIVE CAPITALISM
(ジョセフ・E・スティグリッツ 著)

5位【61点】
16歳からのはじめてのゲーム理論 “世の中の意思決定”を解き明かす6.5個の物語
(鎌田雄一郎 著)

6位【58点】
日本経済のマクロ分析 低温経済のパズルを解く
(鶴 光太郎、前田佐恵子、村田啓子 著)

7位【52点】
国家・企業・通貨 グローバリズムの不都合な未来
(岩村 充 著)

8位【50点】
ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論
(デヴィッド・グレーバー 著)

8位【50点】
無形資産が経済を支配する 資本のない資本主義の正体
(ジョナサン・ハスケル、スティアン・ウェストレイク 著)

10位【40点】
資本主義の新しい形
(諸富 徹 著)

 それでは、3位から順に紹介していこう。