人類欲望史#4

特集『1万3000年の人類欲望史』(全4回)の最終回は、本特集の理解を深め、さらなる知識と教養を身に付ける「副読本」として最適なベストセラー30冊を厳選。それぞれに書籍の内容に関する解説を加えてお届けする。

「週刊ダイヤモンド」2019年3月2日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

サピエンス全史、FACTFULNESS…
ベストセラー30冊を一気解説!

 本特集ではこれまで、下記のように3回にわたって、「1万3000年の人類欲望史」という時空の旅をお届けしてきた。

>>#1『「欲望と空想力」で人類の経済・金融史を切り取ると目からウロコな理由』【紀元前1万1000年ごろ~紀元前後ごろの人類欲望史】
>>#2『経済成長はかつて大罪だった!宗教改革やルネサンスで革命が起きた理由』【5世紀~1940年代の人類欲望史】
>>#3『GAFAもトランプ大統領も1万3000年の「人類欲望史」が生み出した』【1945年~現在の人類欲望史】

 特集の最終回となる今回は、本特集の理解を深め、さらなる知識と教養を身に付ける「副読本」をご紹介したい。経済や地政学、歴史、金融などのジャンルから、副読本として最適なベストセラー30冊を厳選。それぞれに書籍の内容に関する解説を加えた。

【本記事で紹介するベストセラー30冊】
(1)『21世紀の資本』トマ・ピケティ 著
(2)(3)『ホモ・デウス(上・下)』ユヴァル・ノア・ハラリ 著
(4)『the four GAFA』スコット・ギャロウェイ 著
(5)『中央銀行』白川方明 著
(6)『マネーの支配者"』ニール・アーウィン 著
(7)『FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実』ボブ・ウッドワード 著
(8)『米中もし戦わば』ピーター・ナヴァロ 著
(9)(10)『サピエンス全史(上・下)』ユヴァル・ノア・ハラリ 著
(11)(12)『銃・病原菌・鉄(上・下)』ジャレド・ダイアモンド 著
(13)(14)『文明崩壊(上・下)』ジャレド・ダイアモンド 著
(15)(16)『ファンタジーランド 狂気と幻想のアメリカ500年史(上・下)』カート・アンダーセン 著
(17)『[新版]バブルの物語』ジョン・K・ガルブレイス 著
(18)『経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える』ダニエル・コーエン 著
(19)『FACTFULNESS』ハンス・ロスリング他 著
(20)『経済史 いまを知り、未来を生きるために』小野塚知二 著
(21)『対立の世紀 グローバリズムの破綻』イアン・ブレマー 著
(22)『米中戦争前夜』グレアム・アリソン 著
(23)『China 2049』マイケル・ピルズベリー 著
(24)『21世紀の不平等』アンソニー・B・アトキンソン 著
(25)『資本主義の終焉と歴史の危機』水野和夫 著
(26)『資本の世界史』ウルリケ・ヘルマン 著
(27)『金融の世界史 バブルと戦争と株式市場』板谷敏彦 著
(28)『21世紀の貨幣論』フェリックス・マーティン 著
(29)『貨幣の「新」世界史』カビール・セガール 著
(30)『マネーの進化史』ニーアル・ファーガソン 著

 では、早速ご紹介していこう。