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「マスター オブ コンプリケーション」とうたわれるフランク ミュラー。その本質は、高度な時計技術と審美性を追求した芸術作品のような時計創作にある。

第1回
ソーシャルメディアを上手く活用して、お客さまの声を聞きたい、自社のファンを増やしたい。そうしたニーズを持つ企業は少なくない。資生堂は1年半前に自社コミュニティ「SHISEIDO おめかし会議」を立ち上げ、顧客の声を集めながら、資生堂ファンのロイヤルティを高めることに成功している。

山下ピー・エム・コンサルタンツは、建設業界のコンストラクションマネージャの草分け的存在だ。これまで、数多くの企業の施設を生み出してきた。同社の手法が特徴的なのは、施設建築を企業が直面する経営課題と結びつけてプロジェクトを運営すること。その実績と今の建設業界の課題をテーマにした『施設参謀』を上梓した同社社長・川原秀仁氏に、「施設参謀」という新しい職能と、これからの建設業界について話を伺った。

インスタントの袋麺市場に続く「第2のマルちゃんショック」と呼ぶべきか、発売から1カ月で出荷数が1200万食という驚異的な数字を記録した東洋水産の『マルちゃん正麺 カップ』。従来の常識を覆す麺のクオリティから、市場に大きなインパクトを与えている。その開発にかけた思い、今までどこも成し得なかった技術革新への挑戦など、誕生の背景を解き明かしてみよう。

「子どもたちのやる気を引き出す」授業を行うとして、いま注目を集めているMC型教師・東京学芸大学附属世田谷小学校の沼田晶弘先生。教師がテレビのMC(司会・進行役)のようにテンポのいいコミュニケーションによって、子どもたちをいつの間にか授業に積極的に参加させるという仕組みを編み出している。沼田先生の教室では、先生の話が終わる前に手を挙げる子どもがいて、指される前にしゃべり始める子どもがいる。沼田先生はそんな子どもたちに突っ込みを入れたり、手を挙げていない子に話を振ったり、ついには自分で話しだしたり。教師が黒板の前で教科書を片手に説明し、子どもたちは静かにノートを取るという、従来の授業スタイルとは大違いだ。「どうしたら子どもたちが集中して勉強してくれるのだろう」と頭を悩ませる先生はもちろん、「どうしたら部下が言うことを聞いてくれるのだろう」とお悩みのビジネスパーソンにとっても、沼田先生の授業から得られるヒントは数多くありそうだ。

国土交通省が発表した来年度の税制改正要望を見て、怒りを禁じえない。国は口では「中古の時代」などと言いながら、要望のトップは「新築取得時の固定資産税減額措置の延長」である。相変わらず新築重視の姿勢、従来の政策の延長で、率直に言って真剣さが全く感じられない。

中古マンションの相場は、その時々の新築マンションの価格動向に伴い、少し遅れて上がったり下がったりする。新築マンションが大幅に値上がり傾向にある中、各中古物件価格が妥当な値付けになっているか、しっかりと吟味したい。「これから中古マンション購入」を考える人は、何を指標にして選べばいいのか。住宅評論家の櫻井幸雄氏に聞いた。

ペットは大切な家族。だから仲良く、快適に暮らしたい。そのために必要な住まいの工夫とは? ナビゲーターの金巻とも子さんと一緒に考えてみた。

最近、「京町家」が人気だ。昔の造りと味わいを生かし、現代の居住性能を持たせてリノベーション(再生)した町家が、2000万~3000万円台からという価格帯で次々と売り出されている。買い手は京都の人もいるが“京都府外”の人が多い。人気の理由を、売り出し中の町家を見ながら考えてみた。

地震予知は難しいが、津波予測の精度は東日本大震災を契機に飛躍的に向上した。しかし土木工学の専門家は、国民の命を守るために解決すべき課題も多いと言う。その中で、地震・津波に備える施設として、自走式立体駐車場は注目に値する建築物だ。

従来の印象を払拭し、広くて快適なビジネスホテルが急増中だ。サービスの質も格段に向上。こうした進化は訪日外国人にも好評で、国内外入り乱れて予約の争奪戦が勃発。ホテル評論家の瀧澤信秋氏に、現状や予約のコツについて聞いた。

大和リースは四つの事業の複合化により交通環境、地球温暖化、防災問題という喫緊な問題の解決策をワンストップで提供。大和ハウスグループの総合力も活用できる。

JFEシビルは鉄鋼を造ること、活用することにたけた技術者集団。JFEグループが開発した独自の基礎工法を取り入れた立体駐車場は、信頼が厚く官公庁の顧客も多い。

業務のグローバル化が進む中、以前にも増して注目されているのが、出張管理を戦略的にマネジメントし、コストダウンを図るビジネストラベルマネジメント(BTM)。日本旅行・アメリカン エキスプレスでは、最新テクノロジーを駆使し、最適なBTMプログラムをグローバルレベルで提供している。

優秀な従業員を確保し、その力を存分に発揮してもらうために企業はどのような支援体制を整えるべきか。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授の高橋俊介氏に聞いた。

少子高齢化の進展とともに、優秀な人材の確保がますます困難となっている今日、人事、総務、福利厚生といった非コア業務をいかに合理化し、コア業務に人材を集中するか。この問題を解決する手段として注目されているのが、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)の活用である。

コースマネジメントというと「このホールは狭いから、ティーショットは3番ウッドで打たないと」っていうのを想像するんだけど、そうじゃない。いいスコアを出したかったら、コースを選んだ方がいいんです。

リビングダイニングキッチン(LDK)に夫婦の寝室、子どもの個室が付いて、3LDKか4LDKのマイホームが形づくられる。そんな住まいの常識が、最近少しずつ変わりつつあるという。変化の理由と、住まいの行方を、千葉大学大学院の小林秀樹教授に聞いた。

住まいはそこに暮らす家族それぞれの人生を受け止める器であり、心に安らぎをもたらす大切な場である。風雪に耐え、文字通り家族を守る強さに加え、人生の“嵐”を乗り越えるためにも、居心地の良い場所であってほしい。積水ハウスの「イズ・ステージ」は、そんな住まいの理想を追う取り組みから生まれた家だ。

大学全入時代に突入している。18歳人口が減少し、大学・短大の受験者数は、1992年のピーク時に比べて4割減っている(文部科学省「学校基本調査」調べ)。予備校や塾の業界再編も急ピッチで進んでいるが、その中で代々木ゼミナールは、校舎の集約をはじめ、進学塾SAPIXのグループ化など、時代のニーズに対応して大胆な改革を推し進めてきた。1957年に創立した老舗予備校として、“日日是決戦”“親身の指導”という建学の精神を大切にしながら、ポジティブに進化する代々木ゼミナール。その行方と戦略をサピックス・代ゼミグループの髙宮敏郎共同代表に聞いた。
