大企業の人材をアジアの新興国に送り込み、現地の課題解決を行う「留職プログラム」で知られる「クロスフィールズ」。2011年の創業以来、「働く人」と「社会」をつなぐ活動に取り組み、次世代のリーダーを数多く生み出してきたNPO法人だ。

「越境学習」の世界に革命をもたらしたとされるクロスフィールズだが、実は人知れず「限界」にぶつかり、そのビジョンを大きく刷新し、これから新しい事業領域に乗り出すという。いったいなぜ、創業10年を迎えたNPOは自らの存在意義に直結するビジョン・ミッションを刷新し、新規事業を果敢に繰り出すのか。

10周年を記念して行われた3回シリーズのイベントを通して、クロスフィールズの現在、過去、未来を読み解き、あらゆる来たるべきイノベーションの起こし方を探る。