週刊ダイヤモンド編集部
15/3/28号
「週刊ダイヤモンド」2015年3月28日号の特集は「叱れない上司 叱られたい部下」。今や親も先生も先輩も叱ることは少なくなり、学生時代の厳しい上下関係は崩壊。社会に出て初めて上下関係に触れ、「叱られたい」と思う若手が増えているといいます。

2014年2月、三井化学は大型3事業の事業再構築を表明した。なぜ同社は抜本改革を行わなければならなかったのか。そして事業の“膿”は出し切れたのか。

最大3兆1280億円あった公的資金を6月にも完済すると発表して以降、りそなホールディングスの東和浩社長が初めてメディアのインタビューに答えた。

「邦銀には相当影響が出るし、日本にとっては国家財政に関わる問題。世界経済にもインパクトを与える話で、銀行の監督当局が決めるルールに収まるスケールではない」日本の金融当局幹部が気色ばむ、重大な銀行への規制議論が水面下から顔を出そうとしている。

パナソニックが、4年ぶりとなる社債発行に踏み切った。3月10日発効の無担保普通社債の総額は、実に4000億円。国内企業で今年最大となる外部調達を後押しした要因は、大きく二つに分けられる。

経営再建中のシャープは、国への産業競争力強化法の適用申請に向けた検討に入った。足元ではテレビや電子デバイス関連の工場の統廃合、太陽電池からの撤退など事業の抜本的な構造改革を検討しており、改革に伴う支出を強化法の活用によって徹底して抑える狙いだ。

日本銀行が証券会社や銀行など国債市場参加者に対して、初めて実施した聞き取り調査。9日に公表されたその結果が物議を醸している。国債市場が円滑に動いているかを示す市場機能度について、3カ月前と比べて「低下した」との回答が75%に達したのだ。逆に「改善した」と答えたのは、回答した40社中、わずかに1社だけだった。

関西国際空港と大阪国際空港(伊丹空港)の民間への運営権売却は安倍政権の成長戦略の行方を占う試金石ともされる。しかし、国土交通省が見せる不作為の数々に候補企業は興ざめし、1次入札は延期された。悪条件ばかりが並んで企業側には白けたムードが漂い、破談の可能性が現実視されている。

次々に海外企業の大型M&Aを仕掛けるLIXILは、2011年4月に旧トステムなど計5社が経営統合して以来、水面下で開発を進めてきた“新素材”を投入し、競合他社を一気に引き離す勝負に出た。

ファミリーマートとユニーグループ・ホールディングスは経営統合の協議に入る。ファミマにユニー傘下のサークルKサンクスが加わることで、コンビニエンスストア業界首位のセブンーイレブン・ジャパンを超える店舗網を持つ巨大コンビニチェーンが誕生することになるが、課題も山積している。

「最悪のIPO(新規株式公開)だ」──。2014年12月に東証1部に上場したばかりのスマートフォンゲーム大手gumiが、投資家から大ひんしゅくを買っている。

15/3/21号
「週刊ダイヤモンド」2015年3月21日号の特集は「いざ 都市対決!」。その中から、互いにライバル視しあう県、逆に「合併するならここ」と考える県の話題をお送りします。

2010年、経営難に直面したボルボはスウェーデン政府による救済を拒否され、中国メーカーに売却された。売却から復活までの軌跡について、ボルボカーズのアラン・フィッサー上級副社長に聞く。

シングルヒットチャートで世界1位を記録した曲数のトップ2といえば、ジョン・レノンとポール・マッカートニー。では、世界3位は誰か?知る人ぞ知るスウェーデン人作曲家、マックス・マーティンだ。

人口130万人の小国、エストニアが世界各国の注目を集めている。選挙から教育、医療、警察、果てには居住権まで全てインターネット上でできてしまう「e-Government(電子政府)」の取り組みで世界最先端を突き進んでいるからだ。

中期経営計画の最終年度である2014年度の決算を前に、目標の連結経常利益1200億円を超えた大和証券グループ本社。一見、順調だが、足元にはほころびも出始めている。

第327回
来年以降に全面自由化を控える電力・ガス業界。LPガスで国内トップのシェア、都市ガスでは関東圏で3位の日本瓦斯の和田眞治社長に、電力・ガス改革を見据えた事業戦略を聞いた。

IT競争力世界一として知られるフィンランドでは、プログラミングが2016年から小学校の義務教育となる。世界中の女性にプログラミングを伝授するリンダ・リウカスさんに話を聞いた。

「このような転職の流れが生まれるとは思ってもいなかった」金融業界の転職事情に詳しいヘッドハンターはそう明かした。今、証券業界の人材をめぐってある異変が起きている。三菱東京UFJ銀行(BTMU)が個人向け部門の「総合職」の中途採用を強化しているのだ。

ムーミンの何が、日本女子の心をつかむのか。フィンランドの本社を訪れると、原作者のめいの夫兼マネジングディレクターのクラクストロムさんが、意外なムーミンビジネスの“裏側”を教えてくれた。
