吉田典史

吉田典史

ジャーナリスト
1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。
第4回
この子たちを見捨てるわけにはいかない、絶対に。「被災犬」「被災猫」の里親を探し続ける獣医の情念
吉田典史
東日本大震災で被災したのは、人間ばかりではない。犬や猫などのペットも同様だ。飼い主と離れ、福島原発20キロ圏内に取り残された憐れな動物たち。運のよい者は心ある人間に保護された。そして今もなお「新しい飼い主」を待ち続けている。
この子たちを見捨てるわけにはいかない、絶対に。「被災犬」「被災猫」の里親を探し続ける獣医の情念
第3回
妻は死にたくて死んだんじゃない――。「九段会館天井崩落事故」の遺族が抱く心の葛藤
吉田典史
東日本大震災で最初の犠牲者が出たのは東北ではなく、実は東京都内の九段会館だった。激震で施設の天井が崩落し、下敷きになって死んだ被害者の遺族は、震災から1年の節目にあたって、何を感じているのだろうか。遺族の「心の葛藤」を探った。
妻は死にたくて死んだんじゃない――。「九段会館天井崩落事故」の遺族が抱く心の葛藤
第2回
生島ヒロシが胸の奥にしまった「あの日の慟哭」最後まで家族を思い、何も求めずに旅立った妹よ――フリーアナウンサー・生島ヒロシ氏のケース
吉田典史
数々のメディアで活躍するフリーアナウンサーの生島ヒロシさん。実は生島さんも、最愛の家族を震災で失った遺族の1人だ。最愛の妹はなぜ死ななければならなかったのか。胸の奥にしまった「あの日の慟哭」を打ち明けてくれた。
生島ヒロシが胸の奥にしまった「あの日の慟哭」最後まで家族を思い、何も求めずに旅立った妹よ――フリーアナウンサー・生島ヒロシ氏のケース
第1回
医師会職員の脳裏から消えぬ遺体安置所の記憶14歳の娘の顔に“死に化粧”を施す父母の会話
吉田典史
大震災から1年近くが経つ。しかし復興は進まず、人々の記憶も薄れつつある。3.11がもたらした「喪失」は、我々にどんな教訓を投げかけているのか。その問いかけを止めてはいけない。被災地の遺体安置所に赴いた、医師会職員の声を紹介したい。
医師会職員の脳裏から消えぬ遺体安置所の記憶14歳の娘の顔に“死に化粧”を施す父母の会話
最終回
我々は大震災で「越えてはいけない一線」を越えた今問い直すべき遺族とのつながり、そして日本人の心
吉田典史
連載の最終回は、遺族について考えたい。我々日本人は、遺族と本当に心から向き合ってきただろうか。大震災は、現在を生きる日本人の「心」を問い直すきっかけだったのかもしれない。明治大学の福田逸教授が、その核心について提言する。
我々は大震災で「越えてはいけない一線」を越えた今問い直すべき遺族とのつながり、そして日本人の心
第17回
「がんばろう!」と言われてもこれ以上がんばれない被災者・遺族を包む“無邪気で残酷な空気”の正体
吉田典史
がんばろう、日本――。被災者や遺族に対して、我々はどれほどこの言葉を無意識に投げかけただろう。だがそれは、彼らの気持ちをちゃんと慮っていただろうか。被災地が新たな居面を迎えるなか、我々が本当にやるべきことを考えたい。
「がんばろう!」と言われてもこれ以上がんばれない被災者・遺族を包む“無邪気で残酷な空気”の正体
第16回
あの波ではダメだ。なめていたんだ、津波の怖さを…。消防活動中に家族3人を失った店主の「枯れ果てた涙」
吉田典史
もう生活が成り立たない――。震災当日、消防団員としての活動中に家族3人を津波で失った陸前高田市の電気店店主は、こう語る。復興支援は第2ラウンドへ入った。国は、疲弊する被災地の事業主を救うために、どんな対策を講じるべきか。
あの波ではダメだ。なめていたんだ、津波の怖さを…。消防活動中に家族3人を失った店主の「枯れ果てた涙」
第15回
世界一残酷だった“引き波”と“滝つぼ現象”の破壊力被災地を見た地震学者が語る津波から生き延びる方法
吉田典史
東日本大震災における最大の被害が津波によるものだったことは、周知の通りだ。しかし我々は、そのメカニズムを詳しく研究し、防災に役立てようとしているだろうか。東大の地震学者が、報道されなかった「津波の真の恐怖」を明らかにする。
世界一残酷だった“引き波”と“滝つぼ現象”の破壊力被災地を見た地震学者が語る津波から生き延びる方法
第14回
「家族の霊がそばにいる」と心の傷に苦しむ遺族たち精神科医が警鐘を鳴らすあまりにも深い「震災の爪痕」
吉田典史
あなたには、前触れもなく家族と引き離されてしまった人の気持ちがわかるだろうか。東日本大震災後に物質的な復興が進むかたわら、今なお課題を残すのが遺族たちの「心のケア」である。被災地で遺族に深く関わった精神科医が、現状を語る。
「家族の霊がそばにいる」と心の傷に苦しむ遺族たち精神科医が警鐘を鳴らすあまりにも深い「震災の爪痕」
第13回
“正気”を失う孤立マンションで祈り続けた家族の無事父はあのとき、死ななければいけなかったのか――。
吉田典史
津波に襲われ、九死に一生を得た女性がいる。近所のマンションに緊急避難し、家族の安否を気遣いながら過ごした数日間は、正気を失う日々だったという。彼女と、命を落としたその父親の行動からは、避難体制の教訓を改めて学ぶことができる。
“正気”を失う孤立マンションで祈り続けた家族の無事父はあのとき、死ななければいけなかったのか――。
第12回
命ある限り夫、娘、息子が生きた証しを残したい――。津波で家族3人を奪われた看護師が訴える「心の復興」
吉田典史
大震災による津波で、夫、娘、息子を失くした看護師がいる。震災から日が経つにつれ、遺族の声が新聞やテレビから次第に消えつつある今、改めて遺族たちの「声なき声」に耳を傾けてみたい。「心の復興」は着実に進んでいるだろうか。
命ある限り夫、娘、息子が生きた証しを残したい――。津波で家族3人を奪われた看護師が訴える「心の復興」
第11回
ベテラン歯科医師が遺体安置所で感じた矛盾と焦り現場の連携は極限状態で「最悪」を想定していたか?
吉田典史
大震災直後には、多くの医師が被災地に入り、遺体の身元確認を手伝った。しかし、想定外の事態に圧倒され、現場における医師や警察との連携体制には、多くの課題があったという。実際に現地入りした歯科医師2人が、当時の状況を克明に述懐する。
ベテラン歯科医師が遺体安置所で感じた矛盾と焦り現場の連携は極限状態で「最悪」を想定していたか?
第10回
海保の“海猿”に立ちはだかる遺体捜索の非情な壁危険な海底で潜水士が見た「津波の教訓」とは
吉田典史
“海猿”と聞くと、海上保安庁の潜水士が頭に浮かぶ。彼らもまた、震災直後から被災地で遺体の捜索活動を続けている。潜水士らが海底捜索で発見する「津波の爪痕」は、想像以上に大きい。そこからは、避難行動に対する深い教訓が読み取れる。
海保の“海猿”に立ちはだかる遺体捜索の非情な壁危険な海底で潜水士が見た「津波の教訓」とは
第9回
嗅覚を失うまで行方不明者を捜し続けた“小さな勇者”災害救助犬が被災地で見た「とり残された弱者」の悲哀
吉田典史
警察や自衛隊の尖兵として、被災地で行方不明者探しに奮闘したボランティアと災害救助犬がいる。彼らは、被災地に取り残された「弱者」たちの実態を垣間見た。なかには、「人間の尊厳が踏みにじられている」と思える光景もあった。
嗅覚を失うまで行方不明者を捜し続けた“小さな勇者”災害救助犬が被災地で見た「とり残された弱者」の悲哀
第8回
迫る津波を前に命がけで水門を閉めた消防団員たち253人の犠牲者を生んだ重すぎる「社会構造の矛盾」
吉田典史
今回の震災で死亡したり行方不明になった消防団員は、全国で253人にも上る。彼らはなぜ犠牲になったのか。迫り来る津波を前に、命を賭して水門の閉鎖作業を行なった釜石市の消防団員の姿を追いながら、その背景に横たわる「矛盾」を考えたい。
迫る津波を前に命がけで水門を閉めた消防団員たち253人の犠牲者を生んだ重すぎる「社会構造の矛盾」
第7回
「こんなはずではなかった」と波に消えていった人々 NPOの調査が物語る“避難行動崩壊”の虚しい実態
吉田典史
津波への警戒心が強いはずの被災地では、なぜあれだけの犠牲者が出てしまったのか。当日の実態は今も判然としない。住民の避難行動を詳しく調査し続けてきたNPO法人の理事に聞くと、これまで報道されなかった意外な実態がわかってきた。
「こんなはずではなかった」と波に消えていった人々 NPOの調査が物語る“避難行動崩壊”の虚しい実態
第6回
なぜ全国紙は被災地の“真の姿”を伝えないのか?毎日新聞が「報道とモラルの壁」に挑み続ける理由
吉田典史
原発問題ばかりに注目が集まる今日この頃。全国紙は、なぜ震災当日の「真実」を伝えようとしないのか。そんななか毎日新聞社は、震災当日の丹念な検証を続けている一紙だ。彼らが「報道とモラルの壁」に挑み続ける理由を、責任者が明かす。
なぜ全国紙は被災地の“真の姿”を伝えないのか?毎日新聞が「報道とモラルの壁」に挑み続ける理由
第5回
一体でも多くの遺体を家族のもとへお返ししたい――。巨大津波の上空を飛んだ警察官の絶望と絶えぬ執念
吉田典史
震災当日、住民の避難誘導に心血を注いだ警察官たちがいた。なかには殉職した人もいる。航空隊の機長と操縦士は、上空から津波にのまれる住民たちを見ながら、心の中で慟哭した。そして決意を新たにした。一体でも多くの遺体を家族に届けると。
一体でも多くの遺体を家族のもとへお返ししたい――。巨大津波の上空を飛んだ警察官の絶望と絶えぬ執念
第4回
「死んでも仕方がなかった」で済ませていいのか?“釜石の奇跡”の立役者があぶり出す安全神話の虚構
吉田典史
未曾有の震災なのだから、大量の死者が出ても仕方がなかった――。そんな声をよく聞く。しかし、本当に「仕方がなかった」で済まされるのか。釜石市の防災・危機管理アドバイザーとして「釜石の奇跡」の立役者となった研究者が、警鐘を鳴らす。
「死んでも仕方がなかった」で済ませていいのか?“釜石の奇跡”の立役者があぶり出す安全神話の虚構
第3回
「くるまながされてる!しんじゃうよ たすけて」愛する娘の“最期のメール”が語った避難体制の死角
吉田典史
震災の犠牲者の遺品、特に「最期のメール」を見ることは、遺族にとって辛いことだ。しかしそこには、避難体制にまつわる教訓が隠されている場合が多い。今回は、福島原発周辺で消息を絶った娘を、自力で捜し回った父親のケースを紹介しよう。
「くるまながされてる!しんじゃうよ たすけて」愛する娘の“最期のメール”が語った避難体制の死角
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