池上正樹

ジャーナリスト

通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。1997年から日本の「ひきこもり
」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したの
かを調査。新刊は『ルポ「8050問題」高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から 』(河
出新書)  他に『ルポ ひきこもり未満』(集英社新書)『ひきこもる女性たち』(ベ
スト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『あのとき、大川小学校で何
が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。KHJ全国ひきこも
り家族会連合会本部広報担当理事。東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会
委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』

第227回
当事者の周囲の人たちこそ変わらなければいけない――引きこもりに関する2014年を振り返る
池上正樹
今年1年を振り返ってみると、すでに発信をしている引きこもり当事者たちが、同時多発的に社会の側とつながりを模索し始めたような年だった。そうした状況で大事になるのは、支援者が変わるための周辺づくりだと考える。
当事者の周囲の人たちこそ変わらなければいけない――引きこもりに関する2014年を振り返る
第226回
実家に12年間引きこもっていた45歳M君が ついに飛行機で沖縄に行き人前で話した!
池上正樹
約12年にわたって引きこもった末、自立を目指して一進一退を繰り返すM君(45歳)が、12月13日、筆者と一緒に飛行機で沖縄へ渡った。そして、宮古島で引きこもる当事者と一緒に、50人余りの大勢の参加者の前で話をした。これは彼にとって大いなる進歩だ。
実家に12年間引きこもっていた45歳M君が ついに飛行機で沖縄に行き人前で話した!
第225回
セクシュアル・マイノリティーと引きこもり 異性愛前提の社会に生きづらさを感じる人たち
池上正樹
レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーといったLGBTを含む「セクシュアル・マイノリティー」の話題が最近、注目されている。このセクシュアル・マイノリティーが抱えさせられる生きづらさも「引きこもり」の要因の1つだ。
セクシュアル・マイノリティーと引きこもり 異性愛前提の社会に生きづらさを感じる人たち
第43回
大川小第3回弁論、原告側現場検証申請で真相究明へ 石巻市は変わらず「津波想定できなかった」と反論
池上正樹,加藤順子
東日本大震災で、児童・教職員84人が死亡・行方不明となった大川小学校の惨事。これを巡り、児童遺族19家族が起こした市や県の責任を問う国賠請求等の裁判の第3回弁論が12月9日が開かれた。遺族は今回、生存教諭と当時の校長・指導主事らの承認申請を行った。
大川小第3回弁論、原告側現場検証申請で真相究明へ 石巻市は変わらず「津波想定できなかった」と反論
第538回
大川小、いじめ自殺…学校事件事故遺族は絶望の淵へ 中立の顔をした「第三者検証委員会」のまやかし
池上正樹,加藤順子
最近、学校事件・事故を検証する「第三者委員会」が注目されている。東日本大震災で児童74人が犠牲になった大川小学校やいじめが原因で子どもが自殺した事件の真相解明のため立ち上げられてきたが、遺族は第三者委員会の隠ぺい体質を強く批判する。
大川小、いじめ自殺…学校事件事故遺族は絶望の淵へ 中立の顔をした「第三者検証委員会」のまやかし
第224回
全国から300人以上が表参道に集結!「ひきこもりUX会議」の現場で感じた熱気と課題
池上正樹
東京都内で11月30日、元当事者8人が次々に「引きこもり支援」のあり方を提案する「ひきこもりUX会議」が行われた。支援者として活動している彼らの提案ゆえ、体験談に終わらない具体的な対応策に溢れたが、同時に内容には課題も見えてきた。
全国から300人以上が表参道に集結!「ひきこもりUX会議」の現場で感じた熱気と課題
第223回
「食料品の消費税だけは上げないで…!」総選挙に戸惑う“引きこもり”たちの悲鳴
池上正樹
「なぜ、いま解散なの?」と首を傾げた人も多いだろう。突然の解散総選挙に対し、引きこもる当事者や、過去の引きこもり経験を生かして活動する元当事者は、どう感じているのか。話を聞くと、失望と困惑、絶望の声ばかりが返ってきた。
「食料品の消費税だけは上げないで…!」総選挙に戸惑う“引きこもり”たちの悲鳴
第222回
「先行く当事者を見て、行き詰まり感が軽減できた」“北海道版ひきこもり大学”を経験者が開催
池上正樹
講師のすべてが当事者たちという手作りのイベントが11月8日、北海道で開かれた。「ひきこもり大学」の北海道版ともいうべきイベントで、名付けて「道産こもり179大学」。先を進む講師の当事者には、引きこもり本人と家族から質問が続々飛んだ。
「先行く当事者を見て、行き詰まり感が軽減できた」“北海道版ひきこもり大学”を経験者が開催
第221回
当事者8人が“リアルに求める支援”を提案初の「ひきこもりUX会議」開催へ
池上正樹
今、行政などが行う引きこもり支援の多くは、いわば上から目線の就業支援が目立つ。そんな現状に違和感を覚えた当事者8人が現在の「引きこもり支援」のあり方に対して、実用的な提案を行うという「ひきこもりUX会議」が、11月30日、東京都内で開かれる。
当事者8人が“リアルに求める支援”を提案初の「ひきこもりUX会議」開催へ
第220回
東大らが「自閉症スペクトラム」への臨床試験開始 経鼻スプレーでコミュニケーション改善への期待
池上正樹
東大ら4大学は、自閉症スペクトラム障害の治療としてオキシトシンの有効性や安全性を確かめる臨床研究を進めてきた。結果、経鼻スプレーの投与で「他者との信頼関係を築きやすくなる」など効果が得られたとして臨床試験を11月からスタートする。
東大らが「自閉症スペクトラム」への臨床試験開始 経鼻スプレーでコミュニケーション改善への期待
第219回
「ひきこもりの部屋」がアートになる!?元当事者の芸術家が部屋の写真を募集中!
池上正樹
<ひきこもりの方へ。あなたの部屋を見せてください> そんなブログの呼びかけが、ネット上で話題になっている。ブログの発信者は、自らも「ほぼ寝たきり」の引きこもり経験がある、美術家の渡辺篤さん(36歳)だ。
「ひきこもりの部屋」がアートになる!?元当事者の芸術家が部屋の写真を募集中!
第218回
戦場はフラットな“ユートピア”なのか!?引きこもり当事者に広がるイスラム国志願兵への同情
池上正樹
北大生がイスラム国に参加するためにシリアへの渡航を準備したとされる事件。大きな衝撃を与えたが、普段から生きづらさを感じている引きこもり当事者に話を聞くと、意外な返事が返ってきた。「気持ちは分かります。自分も行ってみたいです」
戦場はフラットな“ユートピア”なのか!?引きこもり当事者に広がるイスラム国志願兵への同情
第217回
初めて引きこもり「ユースト対談」に参加 当事者らとの“対話”で見えてきたネット中継の意義
池上正樹
初めて「ユーストリーム」というネット中継に対談の形で出演した。対談相手は、「引きこもり」や「多重人格」の当事者でもある伊藤美鳥さん。筆者は以前、ニコニコ動画にも出演したことがあるが、これらは当事者とつながる非常に有効な手段だ。
初めて引きこもり「ユースト対談」に参加 当事者らとの“対話”で見えてきたネット中継の意義
第216回
当事者目線で考えた 状態からわかる「引きこもり度チェックリスト50」
池上正樹
前回、当事者目線の個人活動を続ける高村孝子さん(45歳)の作成した「引きこもり6分類40タイプ」をご紹介した。今回は、同じく高村さんが作成した引きこもり度とタイプがわかる「引きこもりチェックリスト」をご紹介したい。
当事者目線で考えた 状態からわかる「引きこもり度チェックリスト50」
第215回
発達障害の当事者自らが考えた引きこもりの6分類40タイプを一挙紹介!
池上正樹
引きこもりのタイプを40に細分化したうえで分類し、こうした傾向を知ることによって、当事者との「心の距離が近くなるのではないか」そう語り、孤高の啓蒙を行う当事者がいる。山形県で当事者目線の個人活動を続ける高村孝子さん(45歳)だ。
発達障害の当事者自らが考えた引きこもりの6分類40タイプを一挙紹介!
第521回
PTSD訴訟で被害女性が「逆転勝訴」 30年前の性的虐待の損害を認定
池上正樹
幼い頃受けた性的虐待により、PTSDなどを発症したとして、最後の被害を受けてから20年以上経過した2011年4月、当時30代の女性が、親族男性に損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、札幌高裁は25日、女性の訴えをほぼ認め、“逆転勝訴”の判決を下した。
PTSD訴訟で被害女性が「逆転勝訴」 30年前の性的虐待の損害を認定
第214回
必ずしも「発達障害=アスペルガー」ではない!“大人のADHD”の人が直面する理解されない辛さ
池上正樹
“職場のトラブルメーカー”に見られがちな「大人の発達障害」の人々。彼らは、アスペルガー症候群と注意欠陥多動性障害(ADHD)に大別できるが、いまも世間には発達障害=アスペルガーのイメージがあり、ADHDの人々は葛藤を抱えているという。
必ずしも「発達障害=アスペルガー」ではない!“大人のADHD”の人が直面する理解されない辛さ
第213回
島根で引きこもり交流会呼び掛けの余波 家族会が生まれ、県も支援体制構築へ
池上正樹
地方へ行くほど、周囲の目がきつくなる一方、安心できて、将来、社会につながっていける道筋の見える“受け皿”があまりない。島根県は、まさにそんな地方の1つであり、引きこもり家族会で唯一の全国組織である「KHJ」加盟の家族会がなかった。
島根で引きこもり交流会呼び掛けの余波 家族会が生まれ、県も支援体制構築へ
第212回
「年越しが無事行えるまで、お付き合いください」逼迫しながら孤高の活動を続ける引きこもり当事者
池上正樹
<多くの方にアドバイスを頂いて、どうにか今月は乗り切ることができることが確定しました>。そう明かすのは、引きこもり当事者の目線から昨年9月「苦しみと哀しみに寄り添う会 SAALA」という団体を自ら立ち上げた吉田真樹さん(36歳)だ。
「年越しが無事行えるまで、お付き合いください」逼迫しながら孤高の活動を続ける引きこもり当事者
第211回
「引きこもりイケメン化計画」で本当に人は変わる?衝撃のビフォー&アフター大公開!
池上正樹
当事者たちが発案した「ひきこもりイケメン化(おんな前)計画」によって、引きこもり生活を脱した若者がいる。自らの引きこもり経験を生かして「メンタルケア・パーソナルコーチ」の活動を始めた越智孝之さん(32歳)だ。
「引きこもりイケメン化計画」で本当に人は変わる?衝撃のビフォー&アフター大公開!
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