池上正樹

ジャーナリスト

通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。1997年から日本の「ひきこもり
」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したの
かを調査。新刊は『ルポ「8050問題」高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から 』(河
出新書)  他に『ルポ ひきこもり未満』(集英社新書)『ひきこもる女性たち』(ベ
スト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『あのとき、大川小学校で何
が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。KHJ全国ひきこも
り家族会連合会本部広報担当理事。東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会
委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』

第192回
やる気のある人の出鼻をくじき追いつめる 引きこもり支援“たらい回し”の現実
池上正樹
深刻な状況に陥っているにも関わらず、公的な支援機関の“ハードル”に自らを合わせられなかったり、支援機関の思想に合わずに、支援からこぼれ落ちていく引きこもりたちがいる。彼らはやる気を持っていても、そうした理由を背景に出鼻をくじかれることが少なくない。
やる気のある人の出鼻をくじき追いつめる 引きこもり支援“たらい回し”の現実
第487回
不登校の小中学生の家庭ほどしつけに厳しかった!?被災地・石巻市の調査で見える「不登校率1割」の背景
池上正樹
不登校傾向にある小中学生は、小学校入学前の幼少期に保護者がしつけなどを厳しく意識してきた家庭に多いという結果が石巻市教委が保護者を対象に行った調査から明らかになった。実はこの調査、設問内容について保護者から批判を浴びている。
不登校の小中学生の家庭ほどしつけに厳しかった!?被災地・石巻市の調査で見える「不登校率1割」の背景
第191回
神戸の「ひきこもり大学」経済学部は“満員盛況”行政支援のあり方も生活保護対応など福祉と連携へ
池上正樹
3月21日に開催された『ひきこもり大学 in 神戸「ひきこもり経済学」』には、約120人の参加者が詰めかけた。しかも、そのうち「半数以上が当事者」だったというほど、筆者が知る限りでも前例のないくらい数多くの当事者が参加する会となった。
神戸の「ひきこもり大学」経済学部は“満員盛況”行政支援のあり方も生活保護対応など福祉と連携へ
第190回
40歳代が最多、中高年「引きこもり」層が53%に 島根県調査が浮き彫りにした日本の向かう未来
池上正樹
島根県がこの3月に公表した「ひきこもり等に関する実態調査報告書」によると、引きこもる人の年齢は、40歳代が最も多いことがわかった。しかも、引きこもっている人のうち、40歳以上の中高年層の比率は、なんと半数を超えて53%にも上るという。
40歳代が最多、中高年「引きこもり」層が53%に 島根県調査が浮き彫りにした日本の向かう未来
第189回
自分たちはテロ予備軍?35歳以上は切り捨て?東京都「引きこもり支援策」の内情
池上正樹
東京都が2014年度から「引きこもり支援策」として、家庭訪問支援に取り組む――そんな方針が、3月5日の都議会本会議の中で明らかになった。しかし、この支援策には大きく2つの問題がある。1つは対象年齢、もう1つは担当部署の問題だ。
自分たちはテロ予備軍?35歳以上は切り捨て?東京都「引きこもり支援策」の内情
第38回
大川小遺族が「明らかに人災」と提訴 総額23億円の損害賠償請求
池上正樹,加藤順子
3月10日午後1時30分、東日本大震災の津波により児童74人が犠牲になった大川小学校の遺族が宮城県と石巻市を相手に損害賠償を求める訴訟を仙台地裁に起こした。訴えを起こしたのは、23人の児童の19家族。請求額は総額23億円に上る大型訴訟となる。
大川小遺族が「明らかに人災」と提訴 総額23億円の損害賠償請求
第2回
震災3年を前に遺族の間で損害賠償請求の動き 時効を迎える「今年の3.11」が持つ特別な意味
池上正樹
あの東日本大震災から、まもなく3回目の命日を迎える。しかし、今年の「3年」は、遺族たちにとって、他の区切りの命日よりも、実は特別な意味がある。なぜなら、民事訴訟の時効がやって来る日でもあるからだ。
震災3年を前に遺族の間で損害賠償請求の動き 時効を迎える「今年の3.11」が持つ特別な意味
第188回
経験者や家族らが家庭訪問へ「ひきこもりピアサポーター」48人誕生
池上正樹
地域に数多く埋もれ、孤立している引きこもり状態の本人や家族に対し、同じような経験のある当事者や家族が訪問し、支援する――。こうした役割を担う全国初の家族会認定による「ひきこもりピアサポーター」が、このほど誕生した。
経験者や家族らが家庭訪問へ「ひきこもりピアサポーター」48人誕生
第37回
大川小検証委「最終報告書」に“見切り”空白の50分を明らかにすべく一部遺族提訴検討へ
池上正樹
2014年2月23日、大川小学校事故検証委員会が最終報告書についての遺族向け報告会を開いた後、児童の遺族である7人の父親が、記者会見した。そして1人の父親がこう言った。「私は裁判に打って出たいと思います」。
大川小検証委「最終報告書」に“見切り”空白の50分を明らかにすべく一部遺族提訴検討へ
第187回
ひきこもり当事者たちが対話の中心にいる。イベントで感じた、人とのつながりが生む“化学変化”
池上正樹
多様な人たちが対等な立場で「引きこもり問題」に向き合い、対話を通して新たな未来の仕組みを創り出そうという場である『ひきこもりフューチャーセッション「庵 -IORI-」』も、まもなく1年半を迎える。参加者には明らかな変化が表れている。
ひきこもり当事者たちが対話の中心にいる。イベントで感じた、人とのつながりが生む“化学変化”
第186回
「大人の発達障害」でも服用を認められた待望の薬への期待と問題点
池上正樹
最近、注目されているのが「発達障害」の1つである「大人のADHD」という診断名だ。そんな大人のADHDへの「待望の薬」として当事者たちから期待されていた「コンサータ」が、昨年12月20日に承認された。
「大人の発達障害」でも服用を認められた待望の薬への期待と問題点
第185回
支援される時代から当事者同士がつながる時代へ 引きこもり界の2014年を読む
池上正樹
2014年は、「引きこもり」たちにとって、どのような年になるのだろうか。これまで、つながりを持ちたくても持てない当事者たちには、“上から目線の支援”が行われていた。しかしこれからは、周囲が当事者の目線にまで下りて、対等な立場で対話することが大事ではないか。
支援される時代から当事者同士がつながる時代へ 引きこもり界の2014年を読む
第184回
職場はブラック企業ばかりで這い上がれない!派遣を転々とする大学院卒ロスジェネ世代の絶望
池上正樹
ある郊外に住む30歳代の男性Aさんは、半年前まで派遣を転々としていたが、いまは身体を壊し、失業保険で家賃を払いながら、求人に応募し続けている。「大阪で31歳の女性が餓死したニュースを見たときつらかった。私も死に場所は決めてあります」
職場はブラック企業ばかりで這い上がれない!派遣を転々とする大学院卒ロスジェネ世代の絶望
第34回
大川小検証委「最終報告書案」に落胆する遺族 委員長の「ささやかな達成感がある」発言に唖然
池上正樹
結局、目新しい情報は、何ひとつ出てこなかった。84人が東日本大震災の津波で犠牲になった大川小学校。1月19日、ついに検証委員会の最終報告書案が示されたが、多くの矛盾や疑問が解明されないままの内容に、遺族からは批判や不満が噴出した。
大川小検証委「最終報告書案」に落胆する遺族 委員長の「ささやかな達成感がある」発言に唖然
第183回
「私の時間をマネジメントしてほしい」引きこもり当事者が望む新たな社会との関係性
池上正樹
20代後半のSさんは、地方の国立大学に入学したものの、調子を崩して不登校になり、人に会うことができない状態になった。そんなSさんが大阪市内で開かれたひきこもり大学の場で講師としてこう切り出した。「私の時間をマネジメントして頂きたい」。
「私の時間をマネジメントしてほしい」引きこもり当事者が望む新たな社会との関係性
第182回
引きこもり当事者が「外に出る理由」本人たちの思いから学ぶ“きっかけ”作りのヒント
池上正樹
多くの引きこもり当事者たちは「外に出る理由」を探している。孤立無業者たちにとって、自分の住む地域には、行きたいと思えるような魅力ある場所がほとんどない。だったら、自ら「外に出る理由」を作ってしまえばいいのではないか。
引きこもり当事者が「外に出る理由」本人たちの思いから学ぶ“きっかけ”作りのヒント
第181回
「もう役所には行きたくない」生活保護申請の現場で絶望する困窮者たち
池上正樹
今年も、弱き者たちの悲劇が相次いだ。中でも、当連載で取り上げた生活保護申請をしながらも断られ、餓死をした大阪府31歳の女性については、「他人事とは思えない」という、彼女と同じ立場にいる人たちからのメールが後を絶たない。
「もう役所には行きたくない」生活保護申請の現場で絶望する困窮者たち
第32回
大川小検証委がついに“空白の50分”の検証開始 「遺族の知る権利」も今後の焦点に
池上正樹
12月22日、第8回大川小事故検証委員会が開かれた。発足から10ヵ月以上が過ぎた今回、「(児童の避難を促す)教職員の意思決定が、なぜ遅れたのか?」という核心部分の議論が、来年1月となっている最終報告の直前にようやく始まった状況だ。
大川小検証委がついに“空白の50分”の検証開始 「遺族の知る権利」も今後の焦点に
第180回
「1年で最もつらい」「孤独感に一層拍車がかかる」“引きこもり”たちのクリスマス
池上正樹
「これからクリスマスにかけてが、1年でいちばんつらい時期なんです」。引きこもり当事者にとって、世の中が華やぐクリスマスから年末年始にかけての時期は、世間との格差を感じるだけでなく、居場所を失うため、深刻な状況に陥る人も少なくない。
「1年で最もつらい」「孤独感に一層拍車がかかる」“引きこもり”たちのクリスマス
第179回
引きこもり44歳息子を70歳父親が殺害 事件から垣間見えた「老老介護社会」の歪み
池上正樹
長期化・高年齢化する「引きこもり」当事者を年老いた親が養い続ける。そんな家族にまたもや悲劇が起きた。20年以上引きこもっていた44歳の長男が、広島県福山市の自宅で70歳父親に殺害されたのだ。なぜ、悲劇を未然に防ぐことができなかったか。
引きこもり44歳息子を70歳父親が殺害 事件から垣間見えた「老老介護社会」の歪み
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