真壁昭夫

真壁昭夫

多摩大学特別招聘教授

1953年神奈川県生まれ。一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学経営学部大学院卒業後、メリル・リンチ社ニューヨーク本社出向。みずほ総研主席研究員、信州大学経済学部教授、法政大学大学院教授などを経て、2022年4月から現職。著書は「下流にならない生き方」「行動ファイナンスの実践」「はじめての金融工学」など多数。

第219回
通信・放送融合の次世代家電競争で勝ち残れるか?スマートテレビ議論に見る“電機業界動乱”の暗示
真壁昭夫
最近、様々な関係者からスマートテレビに関する意見をよく聞く。賛否両論あるものの、スマートテレビが次世代家電競争の中核になることは間違いない。苦戦が強いられそうな日本の家電メーカーは、どんな革新を起こすべきか。
通信・放送融合の次世代家電競争で勝ち残れるか?スマートテレビ議論に見る“電機業界動乱”の暗示
第218回
凋落ソニーをファンドマネジャーも見放し始めた?関係者に聞いてわかった家電メーカー“失敗の本質”
真壁昭夫
最近、ファンドマネジャー連中と話していると、彼らがソニーの株式をポートフォリオから外していることがわかる。かつて日本を代表する家電メーカーだったソニーが、なぜここまで凋落したのか。家電メーカーの「失敗の本質」を考える。
凋落ソニーをファンドマネジャーも見放し始めた?関係者に聞いてわかった家電メーカー“失敗の本質”
第217回
大震災から1年、何が変わり何が変わらなかったか?「痛みを伴う変革」を避け続ければ犠牲がムダになる
真壁昭夫
死者・行方不明者2万人という未曾有の犠牲者を出した東日本大震災から、1年が経った。あれから何が変わって、何が変わらなかったのか。総じて復興は進んでおらず、世の不安は募るばかりだ。犠牲をムダにしないためには、何が必要か。
大震災から1年、何が変わり何が変わらなかったか?「痛みを伴う変革」を避け続ければ犠牲がムダになる
第216回
誰が「日の丸半導体」を殺したのか――。エルピーダの破綻が暗示した製造業全体に迫る危機
真壁昭夫
エルピーダメモリが、業績不振を理由に会社更生法を申請した。“国策会社”のイメージが強かったエルピーダの敗北は、まさしく日本の製造業の敗北と言える。かつて日本のお家芸だった「日の丸半導体」をここまで凋落させ、殺してしまったのは誰なのか。
誰が「日の丸半導体」を殺したのか――。エルピーダの破綻が暗示した製造業全体に迫る危機
第215回
歴史的な円高傾向の“転換期”は本当に始まったのか?貿易収支大幅赤字と米国経済回復に募る期待の信憑性
真壁昭夫
日銀による追加緩和策の実施もあり、足もとの為替市場で円高傾向に歯止めがかかりつつある。その背景には、日本の貿易収支が大幅赤字に陥ったことや、米国経済の回復観測が強まっていることもある。円高傾向の転換見通しは、本当なのか。
歴史的な円高傾向の“転換期”は本当に始まったのか?貿易収支大幅赤字と米国経済回復に募る期待の信憑性
第214回
SNSが国家体制に与える影響、企業所有と経営の分離――フェイスブックのIPOが提起する2つの問い
真壁昭夫
2月1日、世界最大のSNS企業であるフェイスブックが、IPOの申請を提出した。これに関連して、二つのことを考えてみたい。一つは、SNSという機能が果たすべき社会的な意味。もう一つは、フェイスブックの上場企業としての経営体制だ。
SNSが国家体制に与える影響、企業所有と経営の分離――フェイスブックのIPOが提起する2つの問い
第213回
電機各社の明暗はなぜこれほどはっきり分かれたか?日の丸産業を襲う地殻変動の正体と復活への提言
真壁昭夫
電機メーカー大手8社の2012年3月期業績予想に異変が起きている。家電中心のメーカーが軒並み大幅な赤字を見込む一方、産業・重電分野に強いメーカーは黒字予想が並ぶ。各社の明暗はなぜこれほどはっきり分かれたのか。
電機各社の明暗はなぜこれほどはっきり分かれたか?日の丸産業を襲う地殻変動の正体と復活への提言
第212回
御手洗氏の社長再登板はキヤノンを救えるか?“ベテラン力”依存の日本企業に見る世代交代の危機
真壁昭夫
キヤノンは、内田恒二社長が相談役に退き、経団連会長まで要職を務めた御手洗冨士夫・会長兼CEOが社長を兼任する人事を発表した。“ベテラン力”は苦境の日本企業を救えるのか。今回のケースには、「世代交代の危機」も見え隠れする。
御手洗氏の社長再登板はキヤノンを救えるか?“ベテラン力”依存の日本企業に見る世代交代の危機
第211回
今の民主主義では経済危機を止められない?ユーロ不安は金融市場によるポピュリズムへの警鐘か
真壁昭夫
民主主義政治の基本原理は多数決だが、そのシステムゆえに、ポピュリズムによって国が誤った方向へ進むことはままある。今のユーロ危機がまさによい例だ。それに警鐘を鳴らして軌道修正を促すのが、他ならぬ金融市場の役割とも言える。
今の民主主義では経済危機を止められない?ユーロ不安は金融市場によるポピュリズムへの警鐘か
第210回
ユーロ圏発の世界金融危機は本当に来るのか?国債大動乱時代を読み説く“格下げ”の真の影響度
真壁昭夫
米S&Pがユーロ圏9ヵ国の格付けを一斉に引き下げ、一時金融市場に激震が走った。しかし、足もとで見ればその影響は限定的だった。実際、格付け会社による“格下げ”の影響度はどの程度のものなのか。また、残された不安は大きいのか。
ユーロ圏発の世界金融危機は本当に来るのか?国債大動乱時代を読み説く“格下げ”の真の影響度
第209回
信用不安を食い止められるか、焼け石に水か? ユーロ圏をドイツ化させるEU新条約の「綱渡り度」
真壁昭夫
フランスの国債格下げにまでつながり、猛威をふるう欧州のソブリン危機。ここにきて、ドイツやフランスは、ユーロ諸国の財政規律を強化する「EU新条約」を打ち出した。だがこの構想には、ユーロ圏をさらなる混乱に導く不安要素も多い。
信用不安を食い止められるか、焼け石に水か? ユーロ圏をドイツ化させるEU新条約の「綱渡り度」
第208回
焼け野原から立ち上がった“現場力”は死なず!再び世界の頂点を目指して、復活せよ日本経済
真壁昭夫
大震災や超円高により、2011年の日本経済は大打撃を被った。日本にとって、本当に厳しい1年だった。2012年は、縮み込んでしまった我々の心をもう一度奮い立たせるべきだ。かつて世界を席巻した日本の“現場力”は、まだ死んでいないのだから。
焼け野原から立ち上がった“現場力”は死なず!再び世界の頂点を目指して、復活せよ日本経済
第207回
金総書記の死去でアジアのパワーバランスが崩壊?“中華思想”を台頭させかねない「真の北朝鮮リスク」
真壁昭夫
金正日総書記の死去は、アジアのパワーバランスを大きく変化させる可能性がある。北朝鮮は昔から、米国、中国、ロシアなど、大国のパワーバランスの上に成り立つ特殊な場所だった。北朝鮮問題を通じて、アジア全体を考える必要がありそうだ。
金総書記の死去でアジアのパワーバランスが崩壊?“中華思想”を台頭させかねない「真の北朝鮮リスク」
第206回
ポピュリズムを捨て、国民の嫌われ役になれ!政治の転換点に立つ“どじょう宰相”への期待
真壁昭夫
消費税増税議論などに絡み、野田政権の支持率が低下している。しかし、筆者は“どじょう宰相”に少なからぬ期待を抱いている。本来実直で国民の信頼を得やすい野田首相は、そろそろポピュリズムを捨て、改革を断行する決意をするべきだ。
ポピュリズムを捨て、国民の嫌われ役になれ!政治の転換点に立つ“どじょう宰相”への期待
第205回
働けど働けど、わが生活楽にならざり――。没落する中産階級への「フリーエージェント」のススメ
真壁昭夫
「働いても働いても、生活が楽にならない」という声が増えている。残念ながら、この状況はもう元へ戻らないだろう。中産階級の没落に歯止めがかからなくなった今、ビジネスマンが持つべきは「フリーエージェント」的な思考と言える。
働けど働けど、わが生活楽にならざり――。没落する中産階級への「フリーエージェント」のススメ
第204回
気づけば“一周遅れのフロントランナー”に!世界危機で聞こえ始めた「2012年日本再浮上」の福音
真壁昭夫
欧米のソブリンリスクが世界経済に与える影響が、いよいよ不安視されている。2012年の日本経済も、視界不良だと言われる。だが、それは本当だろうか。世界危機の今、日本人にはむしろ“縮み志向”から抜け出すチャンスが到来していると見る。
気づけば“一周遅れのフロントランナー”に!世界危機で聞こえ始めた「2012年日本再浮上」の福音
第203回
「政治は市場よりも強い」と考えたドイツの大誤算政治機能の低下が招く信用不安は欧州危機に止まらず
真壁昭夫
終わりの見えない欧州危機――。その責任は、ギリシャやイタリアなどの債務国のみならず、「政治は市場よりも強い」と誤解したドイツをはじめ、大国にもある。見渡せば、政治政治機能の低下が招く危機は、世界全体で顕著になっている。
「政治は市場よりも強い」と考えたドイツの大誤算政治機能の低下が招く信用不安は欧州危機に止まらず
第202回
自ら変われない日本に改革を促すTPPの“外圧効果”「よいバスか悪いバスか」は乗ってみないとわからない
真壁昭夫
野田首相がTPP交渉への参加を表明してもなお、賛成派と反対派が入り混じって議論が紛糾している。「TPPが日本を滅ぼす」という主張は本当だろうか。筆者はむしろ、TPPには日本の改革を促す「外圧効果」があると考えている。
自ら変われない日本に改革を促すTPPの“外圧効果”「よいバスか悪いバスか」は乗ってみないとわからない
第201回
頑張れオリンパス、君たちはまだ終わらない!絶望的な「企業統治無法地帯」を根絶するためには
真壁昭夫
前社長の解任劇から一変、深刻な損失隠しが発覚し、存亡の危機に立たされているオリンパス。いまだ「企業統治無法地帯」が巣食う日本企業の実態が白日の下に晒されたことは、むしろよかったかもしれない。日本企業は、今何を考えるべきか。
頑張れオリンパス、君たちはまだ終わらない!絶望的な「企業統治無法地帯」を根絶するためには
第200回
「国民投票騒動」で点火した世界経済急減速の導火線ギリシャへの糾弾だけでは解決しない欧州危機の真因
真壁昭夫
ようやく包括合意が成立したギリシャ救済案だが、ギリシャが国民投票の実施を表明したことで、再び不安が募った。結局、国民投票は回避したものの、ユーロ圏の足並みの乱れはもはや末期的だ。そもそもギリシャ危機の真因はどこにあったのか。
「国民投票騒動」で点火した世界経済急減速の導火線ギリシャへの糾弾だけでは解決しない欧州危機の真因
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