2010.9.7 中野区――国の経済政策で人口過密地域となった「離合集散の街」 中野区は、東京随一の人口過密地域だ。政府の経済政策により、大量の木賃アパートがつくられ、人々が流入したためだ。若年層、オタク、高齢者まであらゆる人が出入りする中野区は、「離合集散の街」とも言える。
2010.8.31 中央区――ヤングアダルト層の取り込みで人口減少を克服した「チャレンジの街」 「商業の中心地」というイメージが強い中央区だが、実は人口減少を克服するために、並々ならぬ努力をしてきた。最近ではヤングアダルト層が増えているが、彼らのために生活インフラを整えることが、次なる課題だ。
2010.8.24 目黒区――キャリアウーマンに大人気の「憧れの街」は、なぜ人口減少が止まらない? 目黒区と言えば、都内でも有数の人気を誇るおしゃれな街だ。しかし、30代~40代の未婚女性が盛り上げるこの街は、意外なことに人口減少が顕著になっている。どうやら、「住みたい街」と「住み続けたい街」は違うようだ。
2010.8.17 葛飾区――よく働きよく子ども生む大家族が守り続ける「寅さんの故郷」 葛飾区と言えば、国民的人気映画『男はつらいよ』の主人公・寅さんの故郷として有名だ。高齢者と若者が協力して守り続ける「古き良き文化」は、今も変わっていない。結束力の強さは、防災意識にも見て取れる。
2010.8.10 板橋区――パンチに欠ける街がトップを狙える「病院」「若者」「モンゴル人」という強み 板橋区には、これといった中心地区が見当たらない。しかし、以前から東京有数の工業地帯として栄えてきたこのエリアには、秘められた「強み」がいくつもある。近い将来、新たな「ナンバーワン」は生まれるだろうか?
2010.8.3 品川区――「何でもほどほど」なのに、子供の増加率だけがズバ抜けている理由 魅力的な街がパッチワークのように折り重なってできている品川区は、23区の中であらゆる指標が中くらいである。しかし、子どもの増加率だけはズバ抜けて高い。区が宣伝する「子育てをし易い街」と関係があるのだろうか?
2010.7.27 北区――少子高齢化と人口減少に悩む街が模索する「感性都市」の未来図 「イメージが薄い」と言われがちな北区。実は、23区中最も「少子化」「高齢化」「人口減少」が顕著な区でもある。だが、もともと産業の基盤は強い。汚名返上を賭けたイメージ戦略の中身を見てみよう。
2010.7.20 足立区――「犯罪多発地帯」という不名誉なイメージが、実は正しくない理由 「23区内で最も犯罪発生件数が多いのは?」と問われると、多くの人が「足立区」と答えるかもしれない。しかし、それは誤ったイメージだ。本来の足立区は、陸路の整備などに伴い、今まさに飛躍しようとしている。
2010.7.13 台東区――高齢化率は最高なのに人口が増え続ける「コンパクトシティ」の強み 昔ながらの上野や浅草を抱える台東区は、23区で最も高齢化が進んでいるにもかかわらず人口が増え続けるという、不思議なエリアだ。その背景には、「コンパクトシティ」ならではの強みがある。
2010.7.6 江東区――古きよき水辺の街が秘める「若い人口の急増」という意外なパワー 深川や木場のイメージから、「昔ながらの水辺の街」と言われる江東区。しかし、今や大型マンションや娯楽施設を抱える近代的なウォーターフロントへと変貌している。注目すべきは、若い人口が急ピッチで増えていることだ。
2010.6.29 練馬区――農業とアニメ産業のパワーで他区と一線を画す「独立の街」 「みどりの街」というイメージが強い練馬区だが、実は歴史的に「独立心」が旺盛な特殊な区である。農地や公園など、確かに緑の多さは東京23区でも随一だが、「アニメ発祥の地」という意外な顔も持っている。
2010.6.22 渋谷区――膨大な人々が流れ込む一方、膨大な人々が流れ出す「ブランド区」の不思議 飲み会やデートの「待ち合わせ」と言えば、まず思い浮かぶのが渋谷区だろう。区外から膨大な人々が流れ込む渋谷区からは、その反面、膨大な人々が流れ出している。その理由は「ブランド区」という性質による。
2010.6.15 大田区――東京都最大の区が持つ「高級住宅街」と「工場の街」という2つの素顔 東京23区で最も広い大田区は、田園調布のような高級住宅地と、蒲田に代表される町工場の街という、両方の顔を持つ。特に町工場の実力には目を見張るものがあり、世界へ向けて同区を飛翔させる牽引役にもなり得る。
2010.6.8 文京区――東大や出版社を擁する「学問の街」には、実は汗と涙の歴史もある 文京区とはやや珍しい名前だが、これは「文教(学問)の府」であることを象徴したものだ。東京大学をはじめとする高等教育機関や出版社が多くあるが、実はそれ以外の意外な一面も持つ、味わいの深い街だ。
2010.6.1 墨田区――相撲・花火・博物館・スカイツリーと目白押しの、下町きっての観光エリア 墨田区はその名のとおり、隅田川とは切っても切れない縁。大相撲、花火大会のメッカであり、江戸時代から続く伝統的、文化的所産の宝庫だ。近く、東京タワーをはるかに凌駕する東京スカイツリーもこの区に建つ。
2010.5.25 千代田区――皇居も議事堂も抱える“日本のヘソ”は、23区中人口最少 千代田区の人口は5万に満たず、地方自治法上の市制要件に足りない。23区でも最少の人口だ。人口密度も最も低く、世帯数も最も少ない。だが、夜が明けると、80万を超える膨大な人口を呑み込む。
2010.5.18 荒川区――“住めば都”で、つつましくも心豊かな生活を営める地域 荒川区は区域の面積が小さく、人口も決して多くはない。華やかなゾーンや人気のスポットも特にないけれど、実は内になかなかの力を秘めたダークホースである。その隠された価値とは何なのかをデータで明らかにしよう。
2010.5.11 新宿区――駅の乗降客数はギネス認定世界一、人を寄せ付ける活力の街 新宿区は、都庁を中心とした副都心高層ビル街と、日本一の歓楽街・歌舞伎町を擁し、昼夜ともに圧倒的な存在感を示す。その名は日本中に知れ渡り、23区内でも知名度1、2を争うメジャーなエリアだ。
2010.4.27 世田谷区――東京随一の富裕エリアはナンバーワンが目白押し 世田谷と言えば、まずは成城に代表される閑静な住宅地を思いながら、「高級」、「セレブ」と言ったイメージが強い。その世田谷には“ナンバーワン”が多い。まず、何と言っても、人口だ。86万人を超える人口は23区中ナンバーワン。