田岡俊次

田岡俊次

軍事ジャーナリスト

1941年、京都市生まれ。64年早稲田大学政経学部卒、朝日新聞社入社。68年から防衛庁担当、米ジョージタウン大戦略国際問題研究所主任研究員、同大学講師、編集委員(防衛担当)、ストックホルム国際平和問題研究所客員研究員、AERA副編集長、編集委員、筑波大学客員教授などを歴任。動画サイト「デモクラTV」レギュラーコメンテーター。『Superpowers at Sea』(オクスフォード大・出版局)、『日本を囲む軍事力の構図』(中経出版)、『北朝鮮・中国はどれだけ恐いか』など著書多数。

第11回
化学兵器の国際管理を受け入れ急転するシリア情勢の次を読む
田岡俊次
シリアの化学兵器問題は、同国が化学兵器の国際管理を受け入れたことで、事態は急転した。反政府軍の主力イスラム過激派を「共通の敵」として、その化学兵器を押収するために米、露、シリアが連合して戦う、という構図も生じかねない情勢となりつつある。
化学兵器の国際管理を受け入れ急転するシリア情勢の次を読む
第10回
中国・反日暴動から1年 中国政府が発するシグナルを見逃すな
田岡俊次
9月10日で日本の尖閣諸島国有化から丸一年が経った。中国政府は「領土主権は断固守る」と原則論を振りかざす一方で、「問題を棚上げすることが可能だ」とのシグナルも発している。この安倍首相はこの機をとらえて、関係改善の道に踏み出すべきだ。
中国・反日暴動から1年 中国政府が発するシグナルを見逃すな
第9回
米国が犯す「失敗の本質」 シリア武力介入に法的根拠なし
田岡俊次
オバマ米大統領がシリアに対する限定攻撃の承認を米議会に求める声明を出した。これは結果責任を議会にも負わせる妙手だ。だが、本当の問題は巨大な情報収集機構を持ちながら、過去何回も誤った判断を繰り返してきた情報伝達の仕組みにこそある。
米国が犯す「失敗の本質」 シリア武力介入に法的根拠なし
第8回
「集団的自衛権」を巡る考察 「個別的自衛権」だけで米軍は守れる
田岡俊次
安倍政権が憲法解釈を変え集団的自衛権を行使できるようにしようと、本格的に動き出した。だが、第2次大戦後の米国の戦争は米国の自衛のための戦争ではないから、もし日本が集団的自衛権行使を認めても、共同軍事行動を取るのは難しいだろう。
「集団的自衛権」を巡る考察 「個別的自衛権」だけで米軍は守れる
第7回
「中国包囲網」は妄想に過ぎない
田岡俊次
「中国包囲網」という語が日本の新聞、テレビでしばしば使われるが、現実を見ればこれにはほとんど実体がなく、将来も包囲網を作れる可能性は乏しい。第2次世界大戦前の日本で流行した「八紘一宇」のスローガンと同様の妄想ではあるまいか。
「中国包囲網」は妄想に過ぎない
第6回
戦後の世界史に見る領土問題 経済的な成功と領土は無関係
田岡俊次
参院選で大勝した安倍政権にとり、TPPと並ぶ今後の最大の外交課題は対中韓関係だろう。対中国では尖閣問題を巡り、打開の糸口が見いだせない。だが、戦後の世界史を紐解くと、領土が激減した日本、ドイツが最も経済的な成功をおさめたことが分かる。
戦後の世界史に見る領土問題 経済的な成功と領土は無関係
第5回
「ペット」エジプト軍の暴走に「飼い主」アメリカの大いなる困惑
田岡俊次
エジプトでは軍がクーデターで政権を掌握した。このエジプト軍の装備の大宗は米国製で、全くの米国依存。米国は親米軍事政権もより強硬なイスラム政権も認めることができず、微妙な立場に立たされた。
「ペット」エジプト軍の暴走に「飼い主」アメリカの大いなる困惑
第4回
スノーデン暴露で欧米に大波乱 日本も狙う米情報機関NSAの正体
田岡俊次
米・通信情報機関NSAの契約社員だったスノーデン氏による暴露が、欧米で大波乱を巻き起こした。米国の言い分は外国人の人権は無視と聞こえる。巨大な闇の権力NSAの生い立ちと正体に迫る。
スノーデン暴露で欧米に大波乱 日本も狙う米情報機関NSAの正体
第3回
対北朝鮮、対中国……彼我の能力も知らず攻撃力強化を提案する“専門家”たちの危うさ
田岡俊次
自民党が「新・防衛計画の大綱 」の決定に向けて、敵基地の攻撃能力強化や海兵隊的機能付与を提言している。だが、議論の前提となる彼我の能力に対する知識・理解の不足がはなはだしい。そこには実現可能かどうかという「成算」の視点が欠けている。
対北朝鮮、対中国……彼我の能力も知らず攻撃力強化を提案する“専門家”たちの危うさ
第2回
安倍首相が模範とする「米安全保障会議」は失策続き
田岡俊次
安倍政権は「日本版安全保障会議(NSC)」の創設に向け6月上旬にも法案を提出するという。だが、その模範とする米国NSCの歴史は失策続き。情報収集にバイアスがかかっているからだ。
安倍首相が模範とする「米安全保障会議」は失策続き
第1回
【新連載】田岡俊次の戦略 目からウロコ 中国国防費の急増は“異常”か
田岡俊次
中国の公表国防費は過去24年間で30倍の規模になったと言われる。だが、いずれの国も経済の高成長期には同様に国防費を急増させている。冷静に判断するには、中国の経済や財政規模との比較が必要だ。
【新連載】田岡俊次の戦略 目からウロコ 中国国防費の急増は“異常”か
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